健康体を「逆流性食道炎」へと導く意外な3つの要因



年末の忘年会ラッシュで胃や肝臓や心臓(精神的な意味で)を酷使している人が陥りやすい「逆流性食道炎(GERD)」。健康体をこの病気へと導く意外な要因を、一目で分かるイラストでお届けします。



アステラス製薬|なるほど病気ガイド|逆流性食道炎 病気の基礎知識

逆流性食道炎・胃食道逆流症・GERD・食道裂孔ヘルニア・胸焼け・胃酸・H2ブロッカー・バレット食道・食道がん

1:食べてすぐ横になる


食後3時間くらいは胃の内容物が逆流しやすいので、横になるのはアウト。食べてすぐ横になっても牛にはなりませんが、逆流性食道炎になります。

胃腸外科の医師に聞いた個人的な話ですが、食生活の西洋化に加えて、夜中に食事をしてすぐ眠るタイプの会社員が多くなっているため、中高年の病気と思われていた逆流性食道炎の患者が多くなっているようです。また、早食い・大食いも大敵なので気をつけてください。

2:猫背


姿勢が悪いと、せり上がってきた胃液が上へ上へと持ち上がりやすくなります。姿勢は正しましょう。本格的に発症してしまった場合はさらにベルトなど胃を圧迫するものを積極的に外して腹部にかかる圧力を緩める必要が出てきます。着物の帯などもってのほかなので、逆流性食道炎の人は和装は諦めましょう。

3:たばこと酒


どんな病気でも大抵止められるたばこと酒ですが、逆流性食道炎でも同様。胃酸の分泌を過剰に高めてしまうため避けた方がよいのだとか。このあからさまに避けた方がいい2つの他にも、香辛料やチョコレート、ミント、さつまいもなども、症状がつらい時はやめておいた方が無難です。

最近胸焼けがひどいという人は、「www.逆食.jp」というそのものズバリのサイト上にセルフチェック用のコーナーがあるので、試してみると目安になります。とはいえ、この病気の症状は薬ですぐ治るものなので、あまりつらいようなら速効で医者に行ってください。

ただし、食道と胃をつなぐ部分にある噴門という弁は一度緩むと2度と元には戻らないことに加え、生活習慣に深く根ざした病気なので非常に再発しやすいのも確か。元・逆流性食道炎患者の記者が言えることはただ一つ。とりあえず食後に横になるのだけは絶対におすすめしません。


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