資本主義の不思議、70年前に製造されたフルーツケーキが高値で落札される



長い時を経て熟成されたワインは信じられないほどの高値で取引されることがあります。これはあくまでも実際に飲めて、しかも美味しいからなのですが、世の中には、70年前に製造されたまず食べられないようなフルーツケーキを高値で買っていく人もいるようです。

1941 fruitcake stands the test of time

Oldest cake in the U.S.? | StarTribune.com

アメリカの5大湖の南、オハイオ州シンシナティのチャリティ・オークションに出品されたこのフルーツケーキは70年前の1941年、地元のクローガー食品店で製造されたもの。一度購入され、返品されたものを店主がずっと保管していたそうです。

外箱と本体の缶。「ラム酒漬け」の表記が缶のほうに見えています。


缶そのものには結構ダメージがあるものの、膨らんではいないので保存状態はかなりよさそう。


外箱、ラベルが揃っていてしかも未開封という、コレクションとしてはかなり保存状態のいいアイテムであったということもあり、出品したエリート・エステート・グループ社のラリー・チェイニー氏によると全米から「売って欲しい」という問い合わせがあったとのこと。結局賞味期限が切れた食べ物としては破格の525ドル(約4万円)という価格で落札されていきました。

こうしたアンティークのフルーツケーキはアメリカ中で結構たくさん見つかるそうで、アメリカのミネソタ州では100年前の1911年に焼かれたという但し書きのついたフルーツケーキが1992年に発見されています。

さすがにカチカチに石化していますがなかなか外見はきれい。当時のレシピによってラムなどの蒸留酒に浸してあったため、大きく腐敗することが無かったのではないかと言われています。


ニュースを伝える動画は以下から。
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