「BNE」「BNE参上」「BNE WAS HERE」、あらゆる街のいたる所に貼られまくっているステッカーの正体

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by antwerpenR

渋谷や新宿といった繁華街を歩いているとき、街角の電柱やガードレール、消火栓などに貼られた「BNE」あるいは「BNE参上」、はたまた「BNE WAS HERE」と書かれている白地に黒文字のステッカーを見たことはないでしょうか?

繁華街に行けば一度は目にする「BNE」の文字。白地に黒のヘルベチカフォントで「BNE参上」と書かれたステッカーやグラフィティを何度も見ているうちにその正体がとても気になったという人も多いはず。このBNE現象は関東圏だけの話ではなく、日本全国の都市や観光地などでも目にすることができ、さらにはニューヨーク、サンフランシスコ、香港、クアラルンプール、バンコク、プラハといった日本国外でも同様のBNEステッカーが確認されています。

by kzys

また、BNE現象はアメリカのABCニュースにも取り上げられており、2006年7月にはサンフランシスコ市長が交通標識や公共物に貼られたステッカーに対する犯人逮捕のために2500ドル(約20万円)の懸賞金をかけました。その折には日本のテレビニュース番組でも特集が組まれています。

謎のステッカー「BNE参上」 – YouTube

このニュース番組中ではBNEの意味として以下の3つが挙げられています。

・航空券などに記載されるオーストラリアのブリスベン国際空港を表す都市コード

・海外の音楽レーベル(Brand New Entertainment)

・日本で活躍する外国人グラフィティアーティストの愛称

果たして、この中に正解はあるのでしょうか?その答えとなる「BNE本人へのインタビュー」を行った日本の雑誌が存在します。

HIDDEN CHAMPION(ヒドゥン・チャンピオン)」は全国のクラブやCDショップ、カフェやアパレルショップなどで配布されているミックスカルチャー・フリーマガジン。その最新号(ISSUE#23)にて、本邦初となる非常に貴重なBNE本人へのインタビューが掲載されています。

誌面で明かされるBNE個人の情報はこんな感じ。インタビューの詳細は実際に雑誌を手にとって確認してください。

・生い立ち
・グラフィティにハマった理由
・ステッカーを貼るテクニック
・BNEステッカーを貼り出したきっかけ
・BNEと日本

では、そもそも一体どうして謎に包まれていたBNEが突然表舞台に顔を出すようになったのでしょうか。その理由は以下のサイトにあります。

Home – BNE Water Foundation

2011年から表舞台に姿を表すようになったBNEは、貧しい国の人々へ綺麗な水を供給することを目的にNPO団体「BNE Water Foundation」を設立し、ウェブサイトも立ち上げました(日本語サイトは今週中に公開するとのこと)。このプロジェクトを告知するためにインタビューを受けるようになった、というわけです。サイト上ではBNE印が入ったスケートボードや、ミッキーの顔をBNEで潰したTシャツ、そしてBNEステッカー一式が入ったセットなどが販売されており、その売上は寄付に回されます。

BNEは、自身が世界各国の最貧困地域を旅した経験から、汚染された水のせいで毎日4500人もの幼い子供たちが死んでいっている事実を目の当たりにしてきました。そこで「貧困に喘ぐ人々に、清潔な水と衛生設備へのアクセスを提供する」という大志を胸に、自分が持つ世界的な知名度を最貧困地域のために有効利用する道を選んだという事です。

さらにBNEはプランとして「BNEが貧困を無くすためだけのプロジェクトではなく、世界中の人々にとってより良い社会を作るためのムーブメントにできたらと考えてる(引用)」と話します。

なお、「HIDDEN CHAMPION(ヒドゥン・チャンピオン)」以外にも日本のウェブメディアであるペーパースカイ・オンラインでBNE本人への貴重なインタビューを読むことができます。

THE BNE WATER ORGANIZATION | papersky

◆まとめ:BNEの正体

BNEはアメリカを拠点に活動するグラフィティアーティストです。年齢は公表されていませんが、1970年代後半~80年代前半の生まれで、過去15年間に渡ってストリートアーティストとして活動してきました。日本には旅行で訪れたことがあり、日本語を勉強したこともあります。また、日本人の友だちも少なくないようです。自身の「BNE」マークは世界中で知られており、その知名度を生かして2011年から「BNE Water Faundation」を立ち上げ、水問題で苦しむ最貧困地域のために日夜活動を行なっています。前述のニュース番組中で挙げられていた「日本で活躍する外国人グラフィティアーティストの愛称」は、結構良い線をいっていたようです。以下がBNEのTwitterアカウント。

BNE (bnewater) は Twitter を利用しています

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