「ARROWS X F-10D」レビュー、「今、ARROWSが(物理的に)熱い!」という言葉が脳裏をよぎる



先日NTTドコモが2012年夏モデルとして発表した、「ARROWS X F-10D」のレビューをお届けします。

前日にKDDIが発表した「ARROWS Z ISW13F」の兄弟機にあたるモデルで、国内初となるクアッドコアCPUを搭載するなど、スペックもほぼ同じですが、いささか気になる点がありました。



「ARROWS X F-10D」本体。液晶部分とガラスのすき間を無くしたことで乱反射を抑え、有機ELに近いクオリティを実現した約4.6インチHD(1280×720)液晶、NVIDIAのクアッドコアCPU「Tegra 3(1.5GHz)」、約130万画素前面カメラを搭載し、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信に対応した防水・防塵モデルで、OSのバーションはAndroid 4.0。「ARROWS Z ISW13F」とほぼ同じスペックです。


背面には暗いところでも撮影できる裏面照射型CMOSセンサー「Exmor」採用の約1313万画素カメラや、指紋認証でロック解除や指定した人物に関するメールや連絡先、発着信情報やギャラリー・ブックマークを非表示にできる「プライバシーモード」を利用できる「スマート指紋センサー」を搭載。また、KDDI版と異なり、「おくだけ充電」をサポートしています。


「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などがプリインストールされている点も同じです。


上部にはmicroUSBおよびヘッドホン端子。


ホーム画面やメニュー画面をスクロールしてみたところ。あくまで試作機であり、今後レスポンスが向上するものとみられますが、「ARROWS Z ISW13F」と比べて、やや引っかかりがある印象です。

ARROWS X F-10Dのホーム画面 - YouTube


そして使っていて非常に気になったのが、展示台に置いてあった試作機を手に取った時点での本体温度。画面上部が熱いのが手に取った途端に分かり、本体背面のカメラ近辺に至っては、腕に押し当ててみると「熱っ!」という言葉が漏れるほどに過熱していました。

かなり熱を発していた試作機がバックグラウンドで実行していたタスク一覧。なお、試作機は複数台展示されていましたが、いずれも持ってみると程度の差こそあれ、熱を持っているのが分かりました。


タスクを軒並み終了させ、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を起動した状態で手に持ってみたところ。最初は「やや熱い」という程度だった本体が、じわじわと熱を帯びていくのが実感できました。「ARROWS Z ISW13F」はここまで極端に熱くならなかった気がしましたが、単なる個体差によるものでしょうか……?


高負荷の処理を行うと本体が熱くなってくるのはどのスマートフォンでも見られることですが、ここまで極端に熱くなるのはさすがに気になるところ。クアッドコアCPU搭載の影響もあると思われますが、製品版でどれだけ改善されるのかが分からないため、購入時には店頭のホットモックなどを触ってみた方が良さそうです。


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