「B-CASのセキュリティが突破された」という報道を受け、ICカードリーダーが6倍以上の価格で販売され、さらにはICカードリーダーの出荷が停止される中、B-CASカード不要で地デジや衛星放送を視聴できると称する謎のプログラム「SoftCAS」の最新版が公開されました。
softcas
本日付で更新された公式ページによると、謎のプログラム「SoftCAS」の最新版が公開され、インターネット環境不要・B-CASカード無しで地上デジタル放送や衛星放送に加え、通常では視聴できない地デジ難視対策衛星放送などを視聴できると解説されています。
公式ページで公開されている「SoftCAS」のスクリーンショット。パソコンに接続したスマートカードリーダーのB-CASカードと設定で切り替えられるとのこと。
解説の内容から、おそらく「B-CASカードをソフトウェアで完全に再現できる」というものであると推測されるこのプログラム。内容の真偽も、実際にできることも不明ですが、確実に言えるのは利用にあたってはあくまで自己責任でということ。
セキュリティを突破したとみられる「BLACKCAS」が登場するなど、B-CASを取り巻く環境は今年に入って劇的な変化を遂げており、関係各所に激震が走っていることが各社の報道からも見てとれるわけですが、最終的にどこに着地するのでしょうか。
・6月2日12:45追記
なお、「SoftCAS」公開元ページはGoogle Adsenseから広告を停止する旨の警告メールが届いたとして5月25日時点で削除されていますが、真偽不明・自己責任であることに変わらないもの、二次配布先などについて言及するサイトなどが登場。
公式に配布が中止されても、今後も何らかの形で「SoftCAS」が広まり続けることは想像に難くないわけですが、B-CAS社がどのような形で対策するのかに注目が集まります。
・関連記事
B-CAS解析騒動の影響か、「スカパー!e2」の純増数が激減したことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)
「PT3」は焦って購入する必要無し?部品問題解消で供給安定へ | BUZZAP!(バザップ!)
B-CASカード書き換えプログラムが「有料テレビ放送へ無制限なアクセスが可能になるウイルス」と認定 | BUZZAP!(バザップ!)
B-CAS解析騒動で大人気必至の「PT3」がついに発売へ、部品調達の遅れで品薄は確実に | BUZZAP!(バザップ!)
B-CASカード書き換え騒動、ついにICカードリーダーが出荷停止に | BUZZAP!(バザップ!)
「B-CASのセキュリティ突破、有料放送見放題」報道を受けて、ICカードリーダーの価格が6倍以上に暴騰 | BUZZAP!(バザップ!)
転売禁止のB-CASカード、オンラインショップで販売中 | BUZZAP!(バザップ!)
ついに「PT3」発売へ、大人気だった3波対応の「PT2」よりもさらに安価に | BUZZAP!(バザップ!)
ユーザーも損害賠償請求の対象とされる「BLACKCAS」、またしても再販へ | BUZZAP!(バザップ!)
BLACKCASより安価な「WHITE-CASカード」登場、またも「B-CASの暗号解読」が売り文句に | BUZZAP!(バザップ!)