【印度通信 Vol.4】世界最大の祭へのまだまだ長い道【クンブメーラへの道・徒歩編】




3000万人の巡礼者たちで溢れかえるアラハバード。身動きの取れなくなったタクシーを降りてクンブメーラ会場を目指します。

渋滞に巻き込まれて9時間も乗るはめになったタクシーを会場から10km以上離れたポイントで降りざるを得なくなったBUZZAP!取材班ですが、めげずに徒歩で会場に向かうことにしました。

バスなどからは巡礼者たちが降りて歩き始めています。車で来ている人は完全にスタックしてしまっています。


朝もやの中から昇る太陽がなんとも幻想的。敢えて撮影はしていませんが、こうした景色の中でしゃがみ込んで用を足しているインド人も多数。文化ですね。


途中から車両規制が行われていました。車の圧迫感がないと歩くのもずいぶん楽。ここにいたおまわりさんからは10km程度だと言われたのでおそらくそこまで遠くはないはずと自分に言い聞かせます。


と思ったら途中からまた大量の車で渋滞になっていました。おそらくこの渋滞のせいで規制が行われていた模様。


歩き始めてから1時間半程でいい匂いのする食堂を発見。朝食を食べることにしました。



さすがに空腹だったので朝から大量に食べてしまいました。チャイも飲んでずいぶん回復。でもまだまだ先は見えません。


歩き続けていると巡礼者の数は雪だるま式に増えていきます。大量の荷物を持った人、きらびやかなサリーに身を包んだ女性たちを見ていると本当にインド各地から真剣な巡礼として訪れているのを感じます。



白い象の山車とスレ違いました。クンブメーラで行進したのでしょうか?


SANGAMというのがアラハバード郊外にあるクンブメーラの会場。あと4kmの表示にほっとします。


ところがそこから500m程度の交差点にはあと8kmの文字。アラハバードへの距離も違っています。こういう時にどちらを信じていいのかさっぱり分かりませんが、8kmだと思っていた方が後からがっかりせずに済みます。


巡礼者はいよいよ増え続けて広い道いっぱいに広がっています。車両は完全に通れず、会場から出てきた車も大渋滞でぴくりとも動きません。



陸橋の上から見えた鉄道駅。こちらもものすごい人。


駅の手前で停まっている列車も出入り口までパンパンです。降りて歩き始める人も多数。

そしてしばらく歩くとSANGAMまで5kmの看板が。やはりさっきのは8kmが正解だったようです。この時点で歩き始めてから4時間が経過しています。陽射しは強く、乾燥して埃っぽいので体力が奪われます。


もう道もびっしり人で埋め尽くされています。初詣の時の明治神宮や八坂神社の前の行列が永遠に続いているところを想像していただけるのが一番近いかもしれません。


日本でもハギングマザーの名で知られる聖者、AMMAの看板が。


横道に入ります。こちらも行き帰り共にすごい人の数。会場がもう近いためテンションが上がっている人も多数。


そしてお昼の12時頃。歩き始めから5時間経ってようやくクンブメーラ会場が見えて来ました。ホテルを出てからもう14時間になります。


巡礼者の数は半端ではありません。ここまで来るとあちこちにサドゥーもいます。



そして会場の入口を抜けたところで…。


動画の最後にとてつもなく衝撃的なものが映っている気がしますが、もちろん気のせいではありません。まさにこれがクンブメーラです。

詳細は次回にて!

ぢるぢる旅行記 (総集編)
ねこぢる
青林堂


・関連記事
【印度通信 Vol.3】クンブメーラ2013実地レポート【道のり編・前】 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vo.2】悠久の街、ヴァラナシに到着 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信Vol.1】悪名高かったデリー国際空港に到着 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vol.0】インドにクンブメーラの取材に行ってきます BUZZAP!(バザップ!)

バラモンたちの残飯の上をごろごろ転げ回る中央インドの奇習が禁止→不可触民の大反発で撤回へ BUZZAP!(バザップ!)

死傷者続出、こぶし大の石を互いにぶつけ合う凶悪過ぎるインドの奇祭 BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

ライフに関連した楽天商品(PR)