【印度通信 Vol.24】ヴァラナシの街角の小さな神様たち



ヴァラナシはインドの誇る宗教都市、たくさんの寺院があります。でも大きな寺院だけではなく、街角にも小さなほこらがたくさんあり、小さな神様たちが祀られています。

ヴァラナシで目を引く宗教施設はやはりガンジス河の大きな沐浴場、ダシャシュワメード・ガートやシヴァ神信仰の中心とされるヴィシュワナート寺院。ですが賑わった商店街やひっそりとした裏道にも、日本のお地蔵さんのような感覚で神様を祀る小さなお寺やほこらが点在しています。

街の中で、街の人々や風景に溶け込んだそんな神様たちを見てみましょう。



小さなお寺でプージャ(祈りの儀式)が行われているところ。巡礼者や町の人たちが集まってきています。ちゃっかり牛もお祈りに加わっているのがさすがヴァラナシ。


巡礼者で賑わう街角。


ちょうどプージャ(祈りの儀式)が終わった後でまだ火が燃えています。


牛が寝そべる静かな路地に入ってみました。


小窓のようなほこらの奥にはレリーフがありました。



ここはヴィシュワナート寺院の眼の前にある小さなお寺。



象の頭のガネーシャ神が祀られています。ディフォルメぶりがかわいい。



ひっそりとした商店街に入りました。牛がウロウロしているのはもちろんデフォです。


角を曲がると住宅街に溶け込んだお寺。



シヴァ神の男根を象徴するリンガムが祀られています。


バックドロップ付きのほこら。


こちらがガンジス河沿いで見かけた猿神のハヌマーン。


ガンジス河に降りる階段の途中にはシヴァ神の乗り物のナンディが。


こういった小さな神様たちは日々手入れされ、花が捧げられ、お祈りの対象にもなっています。日本の路傍の可愛らしいお地蔵さんを見た時の、ほっこりした気持ちに似たものを感じました。大きくも豪勢でもありませんが、こうした道端や街角に溢れる信仰が数千年の歴史を持つ一大宗教都市、ヴァラナシを形作っているのではないでしょうか。

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