まさかの第2弾となった「イエデンワ2」をもう一度じっくり解説、家庭の電話機と置き換え可能に



以前BUZZAPで老若男女誰でも使える究極の携帯端末「イエデンワ」をさらに進化させた第2弾「イエデンワ2 WX05A」が発表されたことをレビューと共にお伝えしましたが、初代と比べてどこまで作り込まれたのかを実機写真込みでじっくりと解説してみます。

官公庁などに緊急時の通信手段として採用されたほか、「#旅するイエデンワ」として旅行のお供に持ち歩くユーザーまで現れるなど、思いのほか人気を集めているものの、おそらく誰もが第2弾の登場を予測していなかった同モデルですが、家庭の電話機と置き換えできる「真のイエデンワ」となりました。詳細は以下から。



これが5月下旬発売予定の「イエデンワ2 WX05A」本体。前回お伝えしたときはモックでしたが、今回は実機です。


こちらは初代「イエデンワ」


並べてみたところ。画面の周りの色が変わったことを除いて筐体にほとんど変化はありません。


受話器周りはこんな感じ。



実際に電話してみたところ。

イエデンワ2で電話してみた - YouTube


アンテナ部分。


赤外線通信で電話帳を登録可能



ACアダプタに加え、単三電池4本で駆動することも可能。連続通話時間は約8時間、連続待ち受け時間は約800時間です。


ソフトウェアアップデートも本体で行えます。


そしてイエデンワ2ならではの機能として、新たに筐体の裏面にハンズフリー通話用のマイクを搭載。


さらに背面に盗難防止用のケンジントンロックと固定電話回線用の端子を採用。PHSだけでなく固定回線を使った発着信が可能になりました。



固定電話宛て・PHS宛てで着信音で分けることができるほか、発信時に優先的に使用する回線を選択しておくことで「受けるのは今まで使っていた固定回線の電話番号で、かけるのはだれとでも定額」という使い方も可能。法人向けを意識して受話器を上げればあらかじめ登録しておいた1ヶ所に自動発信する機能も備えています。


電源を入れると自動で時刻合わせをしてくれる機能も搭載。これは非常に便利。


さっそく自動で時刻合わせをしてみました。

自動で時刻設定をしてくれるイエデンワ2 - YouTube


固定回線に対応したこともあって、キャッチホンやナンバーディスプレイなどの機能も搭載。外見は初代と同じですが、中身の基板は刷新されています。


初代を販売した際に「通話料が安いから実家のおじいちゃんおばあちゃん用に発信専用電話として置きたい」という要望があったことを受け、固定回線に対応することになったイエデンワ2。初代モデルでは固定電話も使いたい場合、イエデンワとは別に電話機を置いておく必要がありましたが、イエデンワ2によって統合することが可能になったわけです。

また、ウィルコムの製品企画担当者いわく、「『DIGNO WX04K』がPHSと3Gのデュアルなら、『イエデンワ2』はPHSと固定回線のデュアル端末」とのことで、「いずれは携帯端末らしくストラップホールやマナーモードも付けてみたい」という、旅するイエデンワユーザーが喜びそうなコメントも。

まさに「通話に特化」という命題への最適解ともいえるイエデンワシリーズ。世に先駆けてモバイルWi-Fiルーター端末「どこでもWi-Fi」をリリースするなど、常に他社とはひと味違う発想を形にしてきたウィルコムであるだけに、今後どのような弾を打ち出してくるのかに注目が集まりそうです。


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