紀元前33世紀のエジプト最古の鉄のビーズが隕石だったことが判明

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Photo by Open University and University of Manchester

その時代にあるはずのない技術で作られたオーパーツ。どきどきする存在ですが、エジプトの、製鉄法がなかったはずの時代に作られた鉄のビーズが宇宙から来た隕石であることが正式に判明しました。

製鉄法が確立するのが紀元前6世紀頃とされていた古代エジプトのGerzeh墓地で発見された、紀元前33世紀頃のものとされるチューブ状の鉄の飾りは、エジプト文明最古の鉄器とされていました。

この鉄のビーズは隕石にしばしば高濃度にで含まれるニッケルを含有していたことから隕石ではないかとの見方が強かったのですが、今回イギリスの研究チームが走査電子顕微鏡とX線断層診断装置とを用いて微小構造と化学的性質を検査することで、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる風化した隕鉄に特有の構造を発見しました。

(クリックで拡大)

なぜ隕石を加工した装飾品が副葬品として用いられたのかは謎だとのことですが、死後の世界での協力な護符であっただろうと考えられています。

なお、エジプトで製鉄が行われる以前の紀元前1327に没したとされるツタンカーメンの墓からも鉄製の短剣やアミュレットなどが発見されており、これらの副葬品も検査が行われれば地球外から訪れた鉄であるとされるかもしれません。

空から降ってきた鉱物に古代エジプト人たちはどんな力を見出したのでしょう。神からの授かりものと受け止めたのでしょうか。非常に気になるところです。

ScienceShot Iron From the Sky – ScienceNOW

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