【食事中注意】舌にプラスチック片を縫い付け、固形物を痛みで食べられなくする究極のダイエット



人間の美に対する執念は凄まじいもの。女性たちが死に物狂いになるダイエットもそんなひとつです。こちらのダイエットではなんと舌にプラスチック片を縫い付けて強制的に食事ができない身体にしてしまいます。

2009年にNikolas Chugay医師によって始められた「a Beverly Hills plastic surgeon」と呼ばれる術式は、名前の通りロサンゼルスのビバリーヒルズで開発された美容とダイエットのための方法のひとつです。

この方法で行うのは非常にシンプルで簡単な手術のみ。それは舌の上に切手サイズのプラスチックのシートを6針使って縫い付けるというもの。これによって患者は固形物を食べるのが苦痛以外の何ものでもなくなり、結果として液体しか摂取できなくなります。

そこでさらにChugay医師の推奨する、1日に800kcalかつ十分な栄養素を含むダイエット飲料を服用することで、体重減の効果は最大になると説明されています。

このプラスチックのシートはヘルニア治療用のメッシュとしても用いられているポリプロピレン製。手術後最大で1ヶ月間装着することができます。それ以上になると、舌の表皮が再生して舌と同化してしまうとのこと。

手術の副作用としては、喋りにくくなること、違和感で眠れなくなることなどがあり、手術直後は舌を動かすだけで激しい痛みに襲われることもあるといいます。もちろん固形物は一切食べられません。

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あまりに無茶なダイエット法に見えますが、南米のベネズエラではこの手術が大流行しているようです。ロサンゼルスでは2000ドル程かかるこの手術が150ドル程度で受けられることも大きな理由ですが、非常に外見にこだわる文化があり、女性は平均で年収の20%を美容や痩身を行うとされています。

また、この苦行とも言えるダイエット法を試したことで得た自制心や忍耐力、物理的に食べられないという体験自体が、シートを外した後に食事を制御し、体系を維持していく上で役に立つという意見も寄せられており、科学の力を借りた精神修練の面もあるようです。

日本では、仕事をしたり学校に通いながらこのダイエットをするのは大きな無理がありそうですが、精神的な部分ではかなり向いていると言えるかもしれません。1ヶ月間何も食べられず同じダイエット飲料のみ、あなたは耐えられますか?

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