映像化不可能と言われ続けた「寄生獣」がついに実写映画化へ



岩明均の伝説的な漫画「寄生獣」が山崎貴監督、染谷将太主演で映画化されることが明らかになりました。

伝説の漫画「寄生獣」を山崎貴監督が2部作で映画化!染谷将太×深津絵里が参戦 映画ニュース - 映画.com

血と肉が飛び散り、吐き気を催す程のスプラッタ描写が話題となりつつも、それをはるかに超える哲学性、人間に対する深遠な洞察で連載終了から20年近くも経ちながら漫画を愛する人の間で伝説的に語られ続ける名作「寄生獣」。


漫画の全編に散りばめられた血みどろのシーンと宇宙からの寄生生物であるパラサイトの描写の困難性から映像化は不可能であろうと考えられていましたが、この度「ALWAYS 三丁目の夕日」などで知られる山崎貴監督により、2部作として東宝から実写映画化されることが決まりました。2014年12月に第1部、15年に第2部がそれぞれ全国で上映される予定です。

主演の泉新一役には「ヒミズ」でベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀賞新人賞)を受賞した染谷将太、作品のキーとなるパラサイト・田宮良子役には深津絵里、ヒロイン・村野里美には「あまちゃん」で足立ユイ役を務めた橋本愛がそれぞれ起用されています。

根強いファンの熱烈な支持を受け続ける本作品、生半可な実写化では非難轟々となること間違いなしですが、この豪華布陣でどのような表現を見せつけてくれることになるのでしょうか。

岩明均は人間の死体をモノとして、肉として描くことのできる稀有な漫画家ですが、作品を覆う「血でべっとりしていた」あの感触をどのように描くことになるのでしょう。18禁となることを厭わず、余すところ無く描写していただきたいものです。



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