高性能CPU戦争からAMDが脱落、Intelの一人勝ちで終焉へ

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AMDで高性能CPU戦争から降りるのではないかということを以前BUZZAP!でお伝えしましたが、その通りになりました。詳細は以下から。

“Vishera” End Of The Line for AMD FX CPUs: Roadmap | techPowerUp

この記事によると、流出したAMDの製品ロードマップから、現在発売中の「AMD FX(Vishera)」が最後のCPUになることが判明しています。

これはAMDがCPUとGPUを統合した「APU」と呼ばれるプロセッサへとシフトしていることを受けたもので、APUのみCPUコアに次世代のアーキテクチャが順次導入される予定。

デスクトップパソコン全盛期はCPUのグラフィック処理能力が低く、補うためにCPUとGPUをそれぞれ別個に搭載するのが当たり前でしたが、需要がUltrabookに代表されるような薄型ノートパソコンへとシフトしたことを受け、現在はIntelもAMDもCPUにグラフィック機能を統合する方向へと向かっており、とりわけAMDはAPUというカテゴリを推進しています。

また、AMDは最大5GHzで駆動するCPU「AMD FX-FX9590」を今年リリースしたものの、4gamerPC Watchが行った性能テストにおいて、CPU部分の処理能力でIntelのCore i7に引けを取るという結果が出ています。

つまり高性能なCPUと高性能なGPUを別個に搭載するスタイルがゲーミングパソコンやワークステーションなど、ごく一部のユーザーのものとなりつつある現状を考えると、AMDはCPU部分の高性能化でIntelと真っ向から戦うよりも、APUへのシフトを加速させた方がいい……というわけです。

まさに「戦略的撤退」とでも呼ぶべきAMDの方向転換ですが、高いグラフィック性能が要求されるPS4やXbox Oneといった次世代ゲーム機で同社製APUが採用を勝ち取るなど、一定の成果を挙げることに成功しているほか、パソコン市場が縮小する原因となっているタブレット市場などでの活躍も見込めます。

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