新種の生命体のような、そよ風を受けるとひとりでに歩き出す彫像



自ら動力を持たず、吹く風の力だけで歩くことのできる彫像が作成されました。この精密さは驚きです。

オランダの浜辺に置かれているのは僅かな風を受けるだけでひとりでに歩き出す彫像。アーティストのTheo Jansenさんが24年間追求し続けてきたのは、自分で歩くことのできる「生き物」を作ること。


最初はJansenさんが適切な風の吹く場所まで運ぶ必要がありましたが、改良を重ねるにつれ、プロペラや帆が装備され、足や関節なども改良されてよりひとりで動けるようになっていきます。

動画は以下から。これが実に見たことのない新しい生物を思わせる動き。

Man creates kinetic sculpture that moves and lives on its own. [VIDEO]


これが僅かな風力だけで動いているというのは驚異的です。精巧にバランスを取って作られたこのフォルム、再生エネルギーの観点からも大きな可能性を秘めていそうです。

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