非常時に設置されるauの携帯電話無料充電スポット、内部は一体どうなっているのか



首都圏直下型地震を踏まえたKDDI(au)の「大規模災害時を想定した公開訓練」において、非常時には車載型基地局の投入と同時に携帯電話の充電スポットが提供されるデモンストレーションが行われましたが、この設備の内部はどうなっているのでしょうか。

フタを開けてみると、少し意外な光景が飛び込んできました。詳細は以下から。

今回設置された携帯電話の無料充電スポット。災害時にはau以外のユーザーでも利用できるそうです。


シールを貼る位置が微妙(絶妙?)なせいか、なんだか懐かしい社名に。



フタを開けてみたところ。てっきり携帯電話を複数台充電するために作られた、au独自の機材が導入されているのかと思いきや、「マルチタップに市販のUSB-ACアダプタをたくさん挿しただけ」という、非常にオーソドックスな内容です。


ちなみにこれらのアダプタは2A出力に対応しているため、バッテリーの大容量化が進む昨今のスマホでも快適に充電可能。しかし1つのアダプタにケーブルを複数挿して充電した場合、電力の奪い合いが発生し、最悪アダプタ自体が負荷に耐えきれず融解してしまうというケースが発生します。

そのためできれば「複数のスマホを安定して快適に充電できる高出力マルチ充電アダプタ」のようなものの製品化を期待したいところですが、どこかのメーカーが開発に乗り出したりしないのでしょうか。

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