日本初の蓄電池電車、JR烏山線の「ACCUM(アキュム)」の初営業運行に乗車してきました

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非電化区間で蓄電池によって走行する日本で始めての「蓄電池電車システム」を採用したJR烏山線の「ACCUM」の運行初日に乗り合わせてきました。以下レポートします。

「ACCUM」は日本で初めて「蓄電池電車システム」を採用した営業用車両。大容量のリチウム蓄電池を搭載しており、電化区間では架線からの電力で走行すると同時に蓄電を行い、非電化区間では蓄電池の電力で走行します。

また、ACCUMの走行するJR烏山線の終点にあたるJR烏山駅にも専用の充電設備が設置されており、ここでも充電が行われます。非電化区間に架線などの設備を新設せずに電車を運行できるということで、広まれば非常に画期的と言えます。

蓄電池駆動電車 ACCUM、国内初の営業運転 烏山線 – 毎日新聞

ACCUMの初運行は3月15日の10時3分にテープカットと共に最初の列車がJR宇都宮駅発車を予定。筆者は20分ほど前に到着したのですが、ホームから階段の上、さらには別のホームへの階段まで100mを超える長蛇の列でした。


なんと最初に並んだ人は始発の走る5時前から並んでいたとのこと。これぞ乗り鉄の心意気ということなのでしょうか。並んでいる人は鉄道ファンはもちろん、地元や周辺地域の住民の皆様も多く、どこか懐かしい栃木弁が飛び交っていました。

こちらはテープカットの様子。報道陣も多数詰めかけていました。

車両は2両編成のため、並んでいた人が全員乗り込むとここまでパンパンに。乗客数は後の報道では540人程で、通勤ラッシュ時の山手線並とのこと。逆に考えると毎日これだけ混雑している東京の通勤列車はとんでもない混雑ですね。

そしてほぼ定刻通りに出発。途中の宝積寺駅までは電化区間なので乗り心地の違いは分かりません。車内はほぼ写真を撮れる状態ではありませんでした。烏山線沿線の方は「50年乗ってるけどこんなに混んだのは初めてだ」とのこと。

宝積寺駅を出ると非電化区間に入ります。これまで走っていたディーゼル車と比べると非常に静かです。「電車みたい」という声も上がりましたがその通りです。あまりの混雑に乗降で若干の遅延が生じ、途中からは臨時バスでの振替輸送がアナウンスされました。駅付近や周囲ののどかな山村風景の中には三脚を構える撮り鉄の方々の姿もたびたび目に入ります。

そしておよそ1時間の乗車を終えてJR烏山駅に到着するとこの賑わい。開通記念式典が行われており、駅前は大量の出店と出迎えの人でごった返していました。なんだか英雄にでもなって帰還した気分です。



地元の小中学生も横断幕を掲げてお出迎えです。

烏山線はSUICAが使用できないエリアのため、知らずに乗り込んだ乗客は出口で長蛇の列を作るはめになっていました。

JR烏山駅の新庁舎完成の記念式典も同時に行われており、駅前は大混雑。静かな田舎町がここまで混みあうことはめったにないとのことでした。


この烏山では通常7月に行われる、世界無形文化遺産への申請が決まった「山あげ祭」が式典に合わせて特別に開催されていました。野外歌舞伎とでも言うべき非常にユニークなお祭りです。次回こちらのレポートをお送りします。

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