「二次創作のBL小説を書いた罪」で腐女子が一斉逮捕される

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男性キャラクター同士が絡み合う、いわゆるBL(ボーイズラブ)小説を書いた人々が逮捕されるという事態が発生しました。

For young women in China, slash fanfiction is a dangerous hobby

Writing Fan Fiction in China Could Get You Arrested, Proving Just How Important the Genre Really Is | Bustle

これらの記事によると、中国当局がインターネット上に男性同士の二次創作小説を投稿したとして、少なくとも20人を逮捕し、サイトを閉鎖させたそうです。

逮捕理由はポルノをオンラインに掲載したことによるもので、容疑者の大半が内向的な20代の女性。背景には中国国内のインターネット取り締まり強化が挙げられています。

なお、現地報道では警察官が「若い女性がこのような衝撃的な気晴らしに陥っていた」「(二次創作小説は)同性愛を促進するもの」などと嫌悪感をあらわにしており、同性愛への差別問題ととらえる向きもあるとのこと。

現地での報道の様子。モザイクが施されているものの、逮捕されたとおぼしき女性の写真が公開されています。

ちなみにBLは1970年代に刊行された竹宮惠子の「風と木の詩」や萩尾望都の「トーマの心臓」といった少女向け漫画作品に端を発し、80年代には「やおい」として定着。英語版Wikipediaでも「Yaoi」として紹介されるなど、日本にとどまらず、世界でも通用しているのが現状。

しかし2008年には大阪府堺市の図書館に所蔵されていたBL小説約5500冊について、市民から「セクハラではないか」「子どもに悪影響を与える」として廃棄を望む声が寄せられるなど、国内で問題視されたケースもあります。

さらにBLの問題視を「同性愛差別」とする腐女子がいる一方で、そもそも実際のゲイ社会と大きく乖離しているBL自体が同性愛差別を助長しているという声もあるため、今回のケースをどう受け止めるかはそれぞれの立ち位置によって異なると思われます。

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