これが人工甘味料じゃで満足できない理由?炭水化物を快楽刺激として感じ取る「第六感」が舌に備わっていることが明らかに

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舌が感じる味覚の基本は甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つ。ですがそれだけではないことが分かってきました。ダイエットにも直接関係してきそうです。詳細は以下から。

ダイエットをしようと山盛りご飯の代わりにダイエット食品をモリモリ食べてみても、どうにも満腹感が違う。そんな経験をしたことはありませんか?最新の研究で、舌には五基本味と呼ばれる味覚以外に炭水化物を感じ取る「第六感」が備わっていることが分かってきました。

ニュージーランドのオークランド大学、脳研究センターのスポーツ工学部門に所属するNicholas Gant博士らの研究によると、炭水化物は人工甘味料では刺激できない脳の特定の部位を、実際には食べなくとも口の中で味わうだけで刺激することができるとのこと。

「舌は我々が考えているよりもより有能な感覚器官なのです。舌は味が全く同じだとしても、炭水化物を人工甘味料と区別できるのです」

Gant博士のチームは機能MRIという脳イメージング法を使用し、10人の被験者に簡単なエクササイズを実施。その直前に3種類の溶液で口の中をゆすいでもらいました。その溶液は人工甘味料で甘みをつけ、炭水化物を入れた溶液、人工甘味料で甘みをつけたけれど炭水化物は入れない溶液、人工甘味料も炭水化物も入れていない溶液の3種類。

この中で、人工甘味料と炭水化物の入った溶液で口をゆすいだ時に、被験者の脳の近くと筋肉の動きに関する部位が他の2つに比べて大きく活性化しました。さらに、この時同時に視覚コントロールと報酬系に関係する部位も活性化したとのこと。

他の2つの溶液では同様の効果が見られなかったことから、脳は甘みではなく炭水化物そのものをレセプターで探知し、脳に信号を送っていたことが明らかになりました。

「実験に使われた溶液はいずれも人工甘味料で味付けされたものだから、我々が見た脳の活性化は、人々がダイエット飲料やダイエット食品に足りないと嘆く「キック」がもたらしたものだと言えるでしょう」

とGant博士は述べています。

味付けや見た目であなたの意識はだませても、脳をだますことはできていなかったことが明らかになってしまいました。ただし、炭水化物は口に含むだけで実際に飲み食いしなくても脳に刺激が届くことから、新たな食品工学の可能性もあるとのこと。画期的なダイエット食品が誕生するかもしれません。

しかし、炭水化物がたまらなく好きな人がご飯やパンやパスタを快楽刺激として受け取っていたというのは、ちょっと怖くもあり納得できる話でもありますね。

Does the human tongue have a SIXTH sense Researchers find people have ‘sense of carbs’ – and it triggers the brain’s pleasure centre Mail Online

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