Xperia ZL2本体と3GBプランが月額4500円、安さだけじゃないMVNO「mineo(マイネオ)」新プランまとめ



au回線を利用した格安MVNO「mineo」に2GB、3GBプランやWiMAX 2+、キャリアアグリゲーションへの正式対応などが追加されたことを先ほどお伝えしましたが、どれだけ魅力的なのかを実際の数字を交えてお届けします。

また、他のMVNOには無いメリットや、安価な料金をうたって先日立ち上げられたワイモバイルより積極的に選ぶべき理由もちゃんとあるため、気になっている人は一読の価値があるかもしれません。

◆mineo新プランをざっとおさらい
本日発表されたmineo新プランはこんな感じ。「1GBでは足りない」という声に応える形で、データ通信のみ、音声通話も利用できるコースの両方に2GB・3GBプランが追加され、さらに使い勝手が良くなりました。


他のMVNOとの比較。音声通話付きの3GBプランはかなり割安です。


さらにmineo向けにauの2014年夏モデル最新スマホ「AQUOS SERIE SHL25」も発売へ。本体価格は一括7万5600円で、3150円の24回払いでも購入可能。

セット購入時の月額料金(3GBプラン)は6090円と、大手3社の2GBプランの基本料金(6500円、端末代別)よりも安価な上、月額370円の「端末安心サポート」に加入すれば、落下や水没による故障にも対応できるなど、携帯電話会社が提供するサービス同様の安心感があります。

【速度計測付き】MVNOなのに本気の全部入り、mineo仕様の「AQUOS SERIE SHL25」速攻レビュー


◆人気シリーズの最新モデル「Xperia ZL2」を使った時の料金を計算してみた
「キャリアで販売されている最新のフルスペックスマホを保証付きで使える」というだけでも十分魅力的な内容ですが、やはりMVNOである以上、「白ロムを使ってみたい」という人もいるはず。

そこでBUZZAP編集部で7月24日18時現在、ソニーのau向け2014年夏モデル「Xperia ZL2 SOL25」の価格を調べてみたところ、なんと3万6000円弱で新品未使用品が販売されていました。

カメラ機能に定評があるXperia新モデル「Xperia ZL2 SOL25」。


ラウンドフォルム採用で、ほぼ同時期にドコモから発売された「Xperia Z2」よりも持ちやすい上、「カメラが熱暴走する」というトラブルにも見舞われていません。


もし、白ロムでXperia ZL2を購入し、mineoの音声契約付き3GBプランを申し込んだ場合、24ヶ月利用時の月額料金は以下。au本体で契約するよりも圧倒的に安い計算になります。

・Xperia ZL2のmineo利用料金イメージ
本体代(3万6000円弱、月額1500円換算)+通信費(3GB、2940円)=およそ月額4500円


◆「格安」をうたうワイモバイルよりも安くて使える
さらにmineoの料金は先日立ち上げられたワイモバイルのプラン(月間1GBが2980円、3GBは3980円。いずれも端末代別)よりも安価。圧倒的なエリアの広さを誇る「au 4G LTE」を使えることもあり、10分間・300回の通話定額が不要であれば、特にワイモバイルを選ぶ理由はありません。

ワイモバイルが提供する新機種「STREAM S 302HW」。まだ価格は未定ですが、おそらくベースモデル「Ascend P6」と同じ2万9800円(毎月1250円)程度になると思われます。


防水や日本人ユーザー向け機能が無く、性能的にもミドルレンジにあたる「STREAM S 302HW」を3万円近い価格で買い、そこまでエリアが広くないワイモバイルのLTEを使うのであれば、最新の性能に最高のカメラを備えた「Xperia ZL2 SOL25」をmineoで使ったほうが幸せになれそうです。

◆テザリングや安定したLTEも、他のMVNOに無いmineoのメリット
このように大手携帯電話会社どころか、格安をうたう新興のワイモバイルと比べても十分戦えるmineoですが、極端な話、料金競争は他のMVNOでもできること。そこでmineoの武器は料金の安さだけではないことを解説してみます。

・キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+対応
本日正式に対応することが発表されたキャリアキャリアアグリゲーション(CA)。簡単に説明すれば下り最大75MbpsのLTEを2本束ねて下り最大150Mbpsにするという技術です。


しかし速度向上よりも大事なのは「通信が安定する」という部分。建物の中でもつながりやすいプラチナバンド(800MHz)と、エリアが広くない代わりに、基地局を細かく敷き詰めて高速化しやすい2.1GHzのLTEを合わせて使うため、今までよりも途切れにくく、安定した通信が可能です。


さらに2014年夏モデルからは、混雑状況に応じてCAと下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信サービス「WiMAX 2+」をネットワーク側が自動で切り替えるようになっているため、通信しづらくなりがちな通勤・通学ラッシュ時などでも、今まで以上に通信しやすくなります。

実際にmineoスマホで速度計測を行ったところ。建物の中でも40Mbpsを超えています。



・テザリング対応
そしてmineoのもう一つの武器が、「ほとんどのLTE対応auスマホでテザリングを利用できる」という部分。


NTTドコモなどは自社ネットワーク以外で携帯電話を使えないようにする「SIMロック」に加え、自社契約者しかテザリングを使えないようにする「APNロック」を施しているため、たとえドコモ回線を利用したMVNOでドコモの白ロムを使っても、テザリングを利用できないというデメリットがあります。

携帯電話会社を意識した手厚いサービスや柔軟になった料金プラン、価格だけでなくネットワーク面でも十分なアドバンテージがあるなど、MVNO乱立期の中で一歩抜けた感のある「mineo(マイネオ)」。今後もサービスの拡充や新端末の投入を計画しているとのことなので、なかなか期待できそうです。

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