男女の制服を交換する山梨の高校での試み「セクスチェンジデー」に大反響

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山梨県の高校で男女の制服を交換し、1日授業を受ける「セクスチェンジデー」という試みが行われ、好意的な反応が集まっています。

山梨県富士吉田市の県立富士北稜高校で、事前アンケートで希望した全校生の約4割に当たる299人（男子117人、女子182人）の有志生徒が男女で制服を交換して1日授業を受けて過ごす「セクスチェンジデー」と呼ばれる試みを実施しました。

この試みは常識にとらわれずに男女の価値観を見つめなおし、「男らしさ」「女らしさ」を離れて違う視点で自分と周囲を見直そうと建築デザインを学ぶ2、3年生が考えて実現させました。

男女が制服交換し一日を…山梨の高校で試み NNNニュース

 「セクスチェンジデー」山梨の高校生が男女で制服交換の試み

 高校生が男女で制服交換　「らしさ」見つめる試み　山梨：朝日新聞デジタル

この試みに対してネット上などでも一部クラスタに留まらない好意的な反応が目立っており、乙武洋匡氏も言及しています。

昨日ツイートした障害体験ツアーといい、先ほどの男女制服交換といい、「相手の立場に立って考える」ことへの限界から、「実際に体験してみる」に移行しつつあるのかな。わが家でも、親と子どもの役割を一日交換してみようかな。さすがに無理があるか（笑）
— 乙武洋匡 (@h_ototake) 2014, 11月 11

女性はズボンを履くことは普通ですが、日本ではなかなか男性がスカートを履く機会も多くありません。ハロウィンの仮装などで履いたことのある男性は分かると思いますが、履いている時の感覚の違いも実際に歩いたり座ったりする時に気を使うことも変わってきます。これだけで完全に男女の違いを実体験できるものではありませんが、少なくとも自分の日常感覚と違う視点や感じ方があることに気付くためにはとてもよい方法なのではないでしょうか。

こうした強制する必要はありませんが、全国の学校や職場などでも普通に実施されるようになれば少しは暮らしやすい社会になっていくかもしれません。