ソニーが「Xperia Z4」正式発表、自分撮り強化やキャップレス防水、Snapdragon 810搭載も



ソニーが「Xperia Z」シリーズの完成形を目指した「Xperia Z4」を夏以降に発売することを発表しました。詳細は以下から。

Xperia Z4は念願のキャップレスUSB端子やXperia Z3比で0.4mm・8グラムの軽量軽量化を実現。プロセッサやフロントカメラが強化された点が大きなポイントです。塗装が剥がれやすいコーナー部分は透明のキャップが施されました。


さらに既存技術の最大約3倍の情報量を伝送可能で、ワイヤレスでも高音質な音楽再生を楽しめるコーデック「LDAC」にも対応。接続したヘッドホンの周波数特性を自動分析し、最適化する機能も備えるなど、音質面も強化されています。

なお、一部でウワサされていたディスプレイ解像度の向上や液晶の大型化などは取り入れられておらず、あくまでXperia Z1→Z2→Z3と、着実にブラッシュアップされてきた流れをそのまま受け継いだモデルに。「Xperia Zシリーズの完成形」というキャッチフレーズは、Z4を最も正確に表していると思われます。

発表会の様子

























刷新されたXperia Z4のUIのイメージムービー。


◆主な仕様
ディスプレイ:5.2インチ、フルHD(1920×1080)トリルミナスディスプレイ
プロセッサ:64ビットSnapdragon 810(2GHzクアッドコア・1.5GHzクアッドコアの8コア構成)
メモリ:3GB RAM/32GB ROM
バッテリー:2930mAh
メインカメラ:Exmor RS for mobile採用2070万画素
フロントカメラ:25mm広角レンズ採用、Exmor R for mobile採用510万画素
手ブレ補正:電子式
防水・防塵:IPX5/8、IP6X
OS:Android 5.0
LTE:カテゴリー6(下り最大300Mbps)のLTE-Advanced対応

◆質疑応答


フリー山田:
キャリアの発表に先駆けて独自で発表した理由は?

ソニーモバイル:
今回についてはバルセロナで発表を見送ったという経緯がございますので、このタイミングでご説明差し上げるのが最適だろうと判断しました。

フリー石野:
フラッグシップを年1機種にする方針はどうなった?

ソニーモバイル:
大きな方向性として1年に1回という風に考えていきたいが、個別の通信事業者や市場の動向に合わせる必要がありました。グローバル展開は一部海外での発売を検討している。

朝日新聞:
ハイエンドはリスク領域だと認識しているが、数がさばけないとコストが厳しいのではないか。

ソニーモバイル:
スマホ市場は100~1400ドルと幅が広いが、我々は上半分を目指している。そのようなセグメントに絞った場合、あまりコスト面が厳しいと考えていない。

?:
販売される国内キャリアは?

ソニーモバイル:
また追って適切なタイミングでお話しさせていただきます。

日本経済新聞:
ソニーモバイルにおける日本マーケットの位置付けは?通信キャリアは未定とのことだが、ドコモのツートップから2年が経過している。乗り換え需要を狙っているのか。経営方針の優先順位は?

ソニーモバイル:
市場としての日本の位置付けは依然として最も重要という風に見なしています。私どもの市場のシェアや収益性を鑑みて、最も重要と考えています。Zシリーズの発売を経て、Xperiaのお客さまが拡大している。事業として考えると買い替え需要は大事。

いろいろな意味での効率化、商品のポートフォリオの見直しなどを通じて事業を強化していきたい。商品力の強化。ソニーのユニークな技術をできるだけ活用して新しいユーザー体験を提供していきたいと考えています。

ロイター村井:
グローバル展開を一部で検討しているとのことだが、どのあたりの地域を検討しているのか。十時体制で初のフラッグシップだが、ソニーはどのようなスマホメーカーを目指すつもりなのか。

ソニーモバイル:
海外は依然としてAPAC、中南米などを成長市場ととらえています。ソニーブランドが強くて市場の成長が見込める地域については積極的にやっていきたい。スマホの戦い方はソニーの技術をZシリーズに注ぎ込んできました。これは素晴らしいエンタテイメント、映像、音楽体験であるため、さらに研ぎ澄ませていきたい。

スマートフォンは日常生活に浸透しているもの。基本的なところを丁寧に今後も研ぎ澄ましていくところが最も大事だと考えています。Z4の海外展開に関しては検討中なので、決まり次第告知していきます。

?:
5月からSIMロック解除の流れが導入されるが、どうするのか。

ソニーモバイル:
まだどうなるかは分からない。市場を注視していく。解除の流れが起きても、通信事業者との関わりは続けていく。

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