あのドコモの通信網を支える「ネットワークオペレーションセンター」を見てきた

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国内携帯電話会社が3社に集約され、KDDIやソフトバンクが力を付けてもなお、シェアトップであり続けるNTTドコモ。

実に6000万人ものユーザーを抱えており、格安SIM需要で加入者をさらに伸ばしつつある同社の通信網を支える拠点「ネットワークオペレーションセンター」を見てきました。災害時でも稼働しないといけない施設であるため、設備自体が入念に作り込まれています。詳細は以下から。

◆ネットワークオペレーションセンターとは?
まずはネットワークオペレーションセンターの解説。少しネットワークの仕組みをおさらいしてみましょう。

携帯電話で音声通話ができるのは、基地局や交換局、すべての端末の位置を把握するサービス制御局が密接に連携するため、

パケット通信ができる仕組みは、基地局と交換局、そしてiモード(spモード)センターによって成り立っています。

そんな通信網を統括的に制御、管理するのがネットワークオペレーションセンター。東日本はNTTドコモ品川ビルが担当しています。

NTTドコモ品川ビルの構造。「スーパーボイド」と呼ばれる空洞をビル中部に配置し、ビル風を用いてネットワーク設備などを空冷する仕組みなどを採用。

さらに巨大ロボットの腕のように見えなくもない側面には、「レドーム」と呼ばれる電波透過膜に覆われた複数台のアンテナが設置され、各方面を向いています。


集中豪雨や大波による災害などにも対応すべく、可動式の防潮板も設置。

そして西日本を担当するのがNTTドコモ大阪南港ビルにある西日本オペレーションセンター。

巨大なアンテナを備えた珍しい形状のビルで、屋根には館内の照明などをまかなうためのソーラーパネルを大量に設置。

近くにあるWTCビルなどと比較しても、その高さは分かるのではないでしょうか。

極めつけが地震への備え。NTTドコモ品川ビルは372基の耐震ダンパー、NTTドコモ大阪南港ビルは92基の免震装置によって、震度7クラスの地震に耐えられる構造です。



もちろん自家発電設備もあります。

ネットワークオペレーションセンターの具体的な業務は、「アクセス」「ノード」「リンク」の3部門に分けて、それぞれを専属のチームが管理するというもの。

通信が混雑する輻輳時への対策や、国際ローミングサービス「WORLD WING」を円滑に運用するための、現地キャリアとのやりとり、災害発生時の対応……と、業務は多岐に渡ります。


図にするとこんな感じ。なお、もし不測の事態で西日本、東日本いずれかのネットワークオペレーションセンターが機能を果たせなくなった場合、もう一方がバックアップする仕組みです。

こちらのムービーで、ネットワークオペレーションセンターのさらに詳細な機能が分かります。

◆実際にネットワークオペレーションセンターの内部を見てみた
そしてこれが今回、報道関係者向けに公開された西日本ネットワークオペレーションセンター。液晶パネルを数十枚組み合わせた大画面モニターが正面に設置され、ネットワークの監視・管理に必要なさまざまな情報をリアルタイムで表示。巨大ロボットアニメの司令室のような趣です。




ムービーでざっと見てみるとこんな感じ。

実際に中に入ったところ。


役割ごとに異なる色の作業服を着た3つのチームが24時間体制でネットワークを管理。必要に応じてチーム間で情報が共有されます。


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