【追記あり】安倍首相が「戦争法案」審議よりテレビ出演を優先、批判の声が上がる

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国会会期中で、大きな問題となっている「戦争法案」の審議がまさに行われている時間にも関わらず、安倍首相が大阪でテレビ出演してその「戦争法案」の説明を行うことに批判が集まっています。

安倍首相は本日大阪を訪問、読売テレビで生放送される「情報ライブ ミヤネ屋」に出演するほか、同局の日曜日放送となる「そこまで言って委員会NP」にも出演する予定。「戦争法案」の必要性を強調し、「理解を求めて丁寧に説明する」ものと見られています。

しかし、本日13時からは参議院で「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」が開催され、「戦争法案」について集中的に審議されることとなっています。

参議院インターネット審議中継

総理大臣の地位にある人間が国権の最高機関たる国会での「違憲」が叫ばれている重要法案の審議の中ではなく、わざわざ大阪のテレビ局でその必要性を説明するなど、本末転倒の極みと言わざるを得ません。

しかも先日は自衛隊が独断専行でこの「戦争法案」の今年夏の成立を米軍に説明するというシビリアン・コントロール崩壊という極めて重大な問題が明らかにされたばかり。

シビリアン・コントロール崩壊か、昨年12月に自衛隊の統合幕僚長が米軍陸軍参謀長に「安保法制の整備は夏までには終了」と説明 | BUZZAP!(バザップ!)

「最高責任者」を自認する安倍首相であれば、国会で先頭に立ってこの問題への追求に答えて行かなければならないのは当然。この状況での国会での不在は「逃亡」と受け取られても仕方がないでしょう。ネット上では、ミヤネ屋が国会を模した構成で放映されることからも、本物の国会にも出席せずに何をしているのかとの批判が噴出しています。

時事ドットコム:安倍首相、4日大阪訪問

【14:10追記】
14時過ぎにはツイッターで#国会サボる総理はいらないなるハッシュタグが発生。全国トレンドのトップにまで上り詰めています。

【16:15追記】
この件について「出席要請がなかったから今日は出席できなかった。だから問題無い」という声が一部ネットユーザーの間で拡散していますが、日本国憲法第63条には

内閣総理大臣その他の国務大臣は、両議院の一に議席を有すると有しないとにかかはらず、何時でも議案について発言するため議院に出席することができる。又、答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない。

とあり、出席要請の有無にかかわらず出席は可能。つまり安倍首相は国会での審議軽視が問題視されている中、自ら審議に加わることもせず、民放のバラエティ番組出演を優先させたわけです。

国会が国権の最高機関であることは中学生でも知っていること。ましてや一国の首相であれば、国会を尊重し、主張したいことがあれば、国会で行うべきだと思われますが、そのような誠実さを求めてはいけないのでしょうか。

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