火星表面に「現在も」液体の水が存在する証拠を発見とNASAが発表

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Photo by NASA

火星の表面に液体の水が存在している証拠を発見したとNASAが発表しました。過去の話ではなく「現在も」存在しているという大ニュースです。詳細は以下から。

人類にとって最も身近な惑星、それが火星です。地球からの近さに加え、他の惑星に比べて地球に似た環境から、生命の存在や移住の可能性が古くから論じられてきました。

そんな火星にかつて液体の水が存在したことや、氷が現在も存在することは既に判明していましたが、「現在も」液体の水が存在しているという強力な証拠を発見したとNASAが発表、世界中を衝撃が駆け巡っています。

NASAによると、火星の周回軌道から火星の調査・探索を行うマーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が火星の複数の斜面の不思議な縞模様の見られた地点で水和された鉱物の痕跡を発見しました。

この縞模様は気温が摂氏-23度以上となる「暖かい季節」に薄黒く現れては斜面を流れ落ち、気温がそれ以下に下がるに連れて消えてゆくことを繰り返していました。

この縞模様はrecurring slope lineae(RSL)と呼ばれ、液体の水との関係が指摘されてきましたが、今回このRSLから水和した「塩」が発見されています。塩水は真水よりも凝固点が低いため、火星の浅い地下に「地下水」が流れている可能性もあるとのこと。

なお、この塩水に含まれている主な化学物質としては過塩素酸マグネシウム、塩素酸マグネシウム、過塩素酸ナトリウムなどが確認されています。

NASAが同時に公開したHale Craterでの液体の水の流れの動画は以下から。

Animation of Site of Seasonal Flows in Hale Crater, Mars – YouTube

単なる真水ではなく、地球の海をふと思わせるようなミネラルに富んだ塩水が流れているという発見、火星の生命発見への期待がより現実的な形で膨らんだと言えそうです。

NASA Confirms Evidence That Liquid Water Flows on Today’s Mars NASA

(Photo by NASA

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