オーストラリアが医療用と研究用大麻の栽培を合法化へ

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Photo by Coleen Whitfield

オーストラリアで医療用大麻が合法化される方針が明らかにされました。詳細は以下から。

オーストラリアは先週土曜日、違法薬物を規制する法律を改正し、医療用と科学研究用に用いられる大麻の栽培を合法化することを発表しました。

麻薬取締法の修正原案では制限された大麻の栽培が最終的に認められ、Sussan Ley厚生大臣は患者に対して「安全で合法的かつ持続可能な地産地消の大麻」へのアクセスを与えることをステートメントで明言しています。

オーストラリアでは大麻の製造業者、研究者、患者らは、現時点では海外からの非常に限定された合法の医療大麻を高い値段で手に入れるしかありません。オーストラリア国内では医療大麻をベースにした薬剤などの製品を製造するライセンスは既に存在していましたが、これまで国内での栽培が違法だったため有効に機能しておらず、Sussan Ley厚生大臣は「ミッシング・ピース」が供給されることになるとしており、以下のように述べています。

政府は病気を抱えたオーストラリア人の苦しみにこの上なく心を痛めており、患者たちが最も効果的な医療を受けられるようにしたいと考えている。

これまでオーストラリアのいくつかの州では医療大麻の臨床試験が始まっています。オーストラリアの法律では大麻の非犯罪化と医療大麻の臨床試験は州政府の管轄となっており、連邦政府は大麻の栽培と輸入の規制を管轄しています。今回の法改正は輸出の可能性をも秘めた新たな医療大麻産業界の誕生と見ることができそうです。

アメリカ合衆国にとどまらず、世界的な潮流として合法化の進む大麻。医療や科学研究用としては既に合法化した国がアドバンテージを持っている状態と言えるでしょう。今後の大麻産業の隆盛を考えれば、速やかな非犯罪化と研究の開始が求められることとなりそうです。

RPT-Australia to allow marijuana to be grown locally for medical trials Reuters

(Photo by Coleen Whitfield

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