自分の女性器由来の酵母で天然酵母パンを作った女性、制作過程をツイッターで実況し大炎上



膣カンジダ症に罹った女性がその菌を用いてパンを発酵させ、結果ネットで大炎上してしまいました。詳細は以下から。

パンを発酵させるキモとなる酵母。空気中にも人間の体表や粘膜などにも当たり前に存在していう常在菌なのですが、膣カンジダ症になった女性がその膣内からの酵母を用いてパンを作ったところ大炎上となってしまいました。

このとんでもないアイディアを思いついてしまったのはアナーキスト、フェミニスト、クィアを自称するZoe Stavriさん。膣カンジダ症に罹っていることを知った彼女は、ユーモアと科学的興味から、自らの女性器から採取した菌を用いてパンを発酵させること決めたのです。

膣カンジダ症はカンジダという真菌が性器に感染して生じる感染症のこと。女性にとっては極めてありふれた病気ですが、どんな病気かはWikipediaの説明によると

カンジダはもっとも普通な不完全酵母を含むものである。出芽によって増殖する酵母であり、条件によっては菌糸に近い姿(偽菌糸)をとるものもある。多くの種があるが、特に有名なのはカンジダ・アルビカンス(C. albicans)である。これは、時にヒトのカンジダ症を引き起こす病原体として知られている。元来はヒトの体表や消化管、それに女性の膣粘膜に普通に生息するもので、多くの場合は特に何の影響も与えないのだが、体調が悪いときなどに病変を起こす日和見感染の原因となるものである。

カンジダ - Wikipediaより引用)


Stavriさんはカンジダが酵母(=イースト)の代表的な菌のひとつであることを知り、カンジダも酵母ならこれでパンも作れるはずではないかと考えたということです。彼女はまず女性器からカンジダを採取し、それを用いて天然酵母(サワードウ)を作成、これを用いて天然酵母パンを焼くことにしました。


そもそも天然酵母というものは小麦粉やライ麦粉を水と混ぜ、室温で放置することで空気中の乳酸菌や酵母の働きによって作られるもの。そこに女性器由来のカンジダが多少混ざったところで害があるわけではありません。

膣カンジダ症というのも通常状態から女性器に生息しているカンジダが体調不良などによって免疫力が低下し、多少増えて炎症を起こしているに過ぎません。女性器自体も舐めても問題ない程度には清潔であることは世の男性諸君は自明の理として存じていますが、不思議な事に今回のケースではネットで集中砲火を浴びる結果となってしまいました。

その辺りはStavriさんが自らのブログ記事(英語)の中でどのような攻撃があったかを明らかにしています。

なお、Stavriさんはこのパンをこっそり売るわけでも、他人に食べさせるわけでもなく、単に自分で食べているだけで誰の健康も害さず、迷惑もかけてないのですが「だからフェミニストの言うことなんか誰も真剣に聞かないんだよ」「今日買った天然酵母パンをまるごと捨てました。自分の膣カンジダ症の酵母から作った天然酵母パンを食べてる女性がいると考えるだけでもう…」といったまったく的はずれな難癖までつけられています。

ともあれそんな批判はどこ吹く風、Stavriさんは見事に天然酵母パンを焼き上げます。


そして実食。ずいぶんオシャレなひと皿となっています。


Stavriさんは単なる好奇心とユーモアからこのパンを作ったとしていますが、批判が集中したのはある種の「女性器アート」的な表現行為と受け取られてしまったということなのかもしれません。難しいところではあります。

Making Sourdough Bread From Vaginal Yeast - Zoe Stavri Tries Sourdough Starter After Yeast Infection

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