スマホが壊れたのでauの「安心ケータイサポートプラス」で交換したら、壊れたスマホが届きました



何を言っているのか分からないと思いますが、実際に起きてみると笑うに笑えません。詳細は以下から。

◆auのスマホ補償サービス「安心ケータイサポートプラス」を使ってみた
まず見て欲しいのが、今回壊れてしまったauスマホ「isai vivid」。水没判定によって画面輝度を最大にしても画面の右半分が全く表示されなくなってしまった上、残った左半分もうっすらと表示されるだけとなってしまい、とても使用できるものではありません。


そこで今回、月額380円でスマホの故障だけでなく全損や水没、紛失にも対応できる「安心ケータイサポートプラス」を利用することに。


同サービスはインターネットまたは電話で申し込めば、原則翌日には同じスマホのリフレッシュ品(外装交換などが施された修理上がり品)と交換してくれる仕組みで、1年間に2回まで利用可能。初回利用には5000円、2回目の利用には8000円がかかりますが、auを3年以上契約しているユーザーであれば、2000円が割り引かれます。


さっそく11月30日の夕方に申し込んだところ、12月1日の午前中にはリフレッシュ品が届きました。


中には安心ケータイサポートプラスの利用手引き、故障したスマホの返送用封筒などが入っています。なお、故障したスマホを返送する際、バッテリーを同梱する必要はないため、もしバッテリーを交換できるスマホを利用している場合、予備バッテリーが手に入るというメリットも。


これがリフレッシュ品。




画面に保護シートも貼られており、特に本体に目立ったキズなどもありません。


◆交換用に送られてきた機種が故障していた
が、しかし。実際にリフレッシュ品の電源を入れ、各種設定を進めていたところ、急に電源が落ちたかと思いきや、「isai POWERED BY android」のロゴが表示されては消え、また表示されては消え……を繰り返す無限ループに。本来ならisaiロゴ→auロゴ→起動の流れのはずですが、一向に起動する気配はありません。間違いなく故障しています。


そしてこの故障内容、編集部員には見覚えがあります。実は今回水没したisai vividは2台目で、1台目が無限ループを起こす症状で壊れたため、安心ケータイサポートプラスで交換されたものだったのです。

これが10月末に1台目のisai vividが壊れた際に撮影した動画。上記の動画と全く同じ症状であることが分かります。


つまり壊れた1台目がちゃんと修理されることなく、交換用のリフレッシュ品として届けられた可能性があるわけですが、事情はどうあれ「壊れたスマホの代品として壊れたスマホが届く」というのは全く笑えない話。なぜもっとちゃんと動作チェックを行わなかったのでしょうか。

◆スマホ本体が壊れた時に困るau VoLTE専用SIM
なお、2014冬から発売されたau VoLTE対応スマホは、旧来のスマホと互換性が無い専用SIMを採用しているため、「スマホが壊れたから、以前使っていたスマホにSIMを差し替えて使う」といったことはできません。

さらにBuzzap!編集部で確認したところ、auショップにVoLTEに対応した代替機の在庫が無いケースもあったことから、au VoLTE対応スマホに対しては、代替機が豊富で、手持ちの過去機種ともSIMを差し替えて使える今までのスマホより迅速かつ確実な補償サービスが必要となるわけです。

◆保障回数のカウントに注意
ちなみに1台目の故障についても、ファームウェアのアップデートや、パソコンと接続してデータを転送している際に起きた事故などではなく、「通常利用の範囲で使っていたのに、ある日突然勝手に電源が落ち、起動できなくなった」という、製品に付属する通常補償でサポートされる自然故障に限りなく近いもの。

しかし、そのような場合の交換でも安心ケータイサポートプラスの利用回数にはしっかりカウントされてしまい、その後水没・全損などで補償が必要となった場合には2回目の料金が請求される上、「1年間に2回補償を使った」として、補償を受けられない期間が発生するため、もう少しなんとかならなかったのか……と思ってしまいます。

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