丸川環境相「何の根拠もなく民主党政権が年間被曝量を1ミリシーベルトに決めた」→実は国際基準でした

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丸川環境相が除染基準となる年間被曝量について信じられないデマ発言を行っています。詳細は以下から。

丸川珠代環境相は2月7日に長野県松本市内で講演を行い、福島第一原発事故を受け、国が原発周辺で行っている除染作業について言及しました。

その中で基準となる年間被曝量が1ミリシーベルトとされていることについて「『反放射能派』と言うと変ですが、どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」などと発言。

もちろんこれは何ら根拠もないデマに過ぎません。一般人の通常時の年間被曝量の上限を1ミリシーベルトと勧告しているのは国際放射線防護委員会(ICRP)であり、時の民主党政権もこの数値を基準として年間被曝量1ミリシーベルトに決定しています。

公衆に関しては、低線量生涯被ばくによる年齢別死亡リスクの推定結果、並びにラドン被ばくを除く自然放射線による年間の被ばく線量1mSvを考慮し、実効線量1mSv/年を線量限度として勧告している。

ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) – ATOMICA –より引用)

また丸川環境相は同じ講演で、除染の基準が厳しすぎるとして「(除染が終わらないため)帰れるはずの所にいまだに帰れない人がいる」とも発言しており、単なる事実誤認という以上に福島第一原発事故以降の環境相として致命的な勉強不足と言わざるをえません。

もし、この発言の裏に福島第一原発事故によって復興が進まない原因を当時の民主党政権や一部の反原発派に求めようという意図があるのならば、極めて悪質なデマを用いた中傷行為であると批判されても仕方のない場面なのではないでしょうか。

丸川環境相「何の根拠もなく」 原発事故、松本で講演 信濃毎日新聞[信毎web]

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