京大・折田先生像、星のカービィになる

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冬の京都の風物詩となった京都大学の折田先生像、今年は星のカービィになっていました。

毎年京都大学の入試初日に公開される、有志によって作られた折田先生像。京大生の壮大ないたずらのひとつとしていつしか全国規模で有名になっていましたが、今年は任天堂の人気キャラクター、星のカービィになっていました。

予備校の横断幕と幟、サークルの看板が乱立する中、戦場に赴く武士のような真剣なまなざしで受験会場の京都大学吉田キャンパスに向かう受験生たちで百万遍交差点はごった返しています。

こちらは正門を入った時計台前。決戦場です。

その正門から道路を渡った吉田南キャンパスを入ったところに…ありました。ひと目で分かる星のカービィです。カービィと言えば京都を本拠地とする任天堂の人気キャラクターのひとり。昨年7月に任天堂の岩田社長が55歳の若さで亡くなったことは大きなニュースになりましたが、そのことを偲んでのチョイスなのか単なるノリなのは不明です。

おや?横には看板が置かれています。

「どうかこれ以上食べ物を与えないで下さい。」と書かれています。どう考えてもアレですね。「押すなよ!絶対押すなよ!」と同じ構造です。

そして既にそのからくりに気づいた人が食べ物をお供えしています。カロリーメイトにチョコレート、完全に受験生が休憩時間にカロリー補給するためのスナックです。

受験当日という人生最大級の極限の緊張状態の中で折田先生像を見に来る心の余裕を持ち、しかも京大生の仕組んだからくりを即座に見抜く判断力と手持ちの食料を用いてリアクションする行動力は驚嘆に値します。京大生としての素質は十分。彼らに折田先生のご加護のあらんことを祈るばかりです。

もちろんこの後は京大生たちによる大喜利が始まり、折田先生像の前には生八つ橋、千枚漬け、ふたばの豆餅、偽デンキブラン、猫ラーメンなどの食べ物が大量にお供えされ、後ほどスタッフがおいしくいただくことになるのは言うまでもなさそうです。

なお、この京大・折田先生像に関しては2012年に折田先生の遺族にも取材した詳細な記事を朝日新聞関西版が掲載しています。折田先生のひ孫の方のコメントが京大らしさを物語っています。

折田一族全員、落書きや現状を知っています。誰も怒っていません。ここまで続けば文化。大学が微妙な形で許容しているのが、自由な気風の伝統でいい。折田がつくった文化だと思います。風刺やユーモアを大事にして欲しい。私は京都・市民・オンブズパースン委員会の共同代表をしています。権威に抵抗するところに関心がある。折田が残した気風とつながっています。

朝日新聞デジタル:【京大・折田先生像】我こそ自由の体現者 – 関西より引用)

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