【悲報】政府と電通が税金で安倍総理グラビア集「We Are Tomodachi」作成、世界にばら撒くも相手にされず

日本政府の作る海外向け広報誌「We Are Tomodachi」。あまりにも知名度が低い上に安倍首相グラビア集状態になっています。詳細は以下から。

「We Are Tomodachi」、なんとも漫画「20世紀少年」を思わせる、このウェブマガジンを知っている人はどれくらいいるのでしょうか?

We Are Tomodachiは日本政府が発行する海外に向けて英語で作成されたウェブマガジン形式の広報誌。E-BOOK、PDF、Kindleの3種類のファイル形式で配布されており、Amazonからも配信されています。

最も新しい号である(PDF)「We Are Tomodachi New Year 2016」では30ページほどしかないにもかかわらず、安倍首相の写真集が6ページにわたって掲載。

これが実際の誌面の一部。とにかく安倍、安倍、安倍……と、青年誌のグラビアアイドルどころの騒ぎではないほどの安倍首相写真集状態で、「誰得」という声が聞こえてきそうな内容に。日本の魅力をアピールするのであれば、京都をはじめとする観光地の風景など、載せるべき写真はいくらでもあるように思えます。


◆そもそも「We Are Tomodachi」って何?
「We Are Tomodachi」が創刊されたのはサイトを見る限り2013年の冬。この時はHTMLで作成されており、安倍首相のスピーチやアベノミクスについての説明に始まり、和食の紹介(この動画でも冒頭から安倍首相が登場しています)をはじめとした日本の魅力を伝える動画、日本の最先端医療の紹介、日本の領土としての竹島、尖閣諸島の紹介動画などが掲載されています。

この2013年冬号のGreetingのページには後に内閣府男女共同参画局長を努める武川恵子氏が登場。

「We Are Tomodachi」が海外に日本のことをより広く理解してもらうためのものであることが末尾で示されています。同時に読者に対し「日本への理解を自分の言葉でシェアしてほしい」「日本の印象をフィードバックしてほしい」などと要求している辺りは若干の押しつけがましさも感じさせるところ。

なお、Kindle版配信を担当する株式会社クリーク・アンド・リバー社のプレスリリース内の説明によると

『We Are Tomodachi』は、安倍内閣総理大臣のメッセージやアベノミクスなどの主要施策に加え、日本の文化や観光、科学技術など、様々なトピックスを伝える政府発行の外国語による広報誌です。

とのこと。しかしどうしてあれだけ大量の安倍首相のグラビアが掲載され、「安倍首相の思い出アルバム」と言ってもいいような状況となっているのか、この説明からはまったく読み取れません。

◆メディアへの露出
海外向け外国語広報誌であることから、日本国内での露出が少ないのはある程度理解できます。しかしGoogleで「We Are Tomodachi」を検索してみても、2014年の7月にAmazon配信が始まった件と同8月のKindle版リリースの件のみ。

前者はまだ反応がありましたが、後者は産経新聞電子版の記事として掲載されているにも関わらず、SNSでの反響はまったくといっていいほどありません。

それ以外の検索結果は2月24日の山口智美さんの以下のツイートを発端とした一連のやりとりから作られたNaverまとめTogetterばかり。山口智美さんがつぶやかなければ、このままひっそりと誰にも知られず消えていった可能性も少なくありません。

なお、2013年以前のポストなどでは東日本大震災後の海外からの応援メッセージ的なサイトや動画などが若干ヒットする程度です。

◆税金で作ったという事実
そして、問題は「We Are Tomodachi」は国民の税金を使って作られたものだということ。海外向けの広報誌でありながら、まったく知名度がないままに垂れ流され続け、しかもその多くのページが安倍首相のグラビアに占められているのは単なる自己満足に過ぎないと言われても仕方のないもの。

社会保障の財源が足りないと言うのであれば、こうした部分からしっかりと無駄を切り詰めていかなければ納得されないのではないでしょうか。

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