ついに光回線でも速度制限導入へ、度を越したヘビーユーザーが対象に



携帯電話のネットワークのように、家庭の光回線でも速度制限が実施されるようになります。詳細は以下から。

NTT系列の大手プロバイダ「OCN」の公式ページによると、2016年6月1日(水)からユーザーにより快適で安定した品質のインターネットサービスを提供するため、新たな取り組みが実施されることが告知されています。

インターネットを快適にご利用いただくための取り組み(2016年6月1日開始予定) | OCN


具体的には混雑状態が発生した場合、一時的に通信量が特に多いユーザーの通信速度を他のユーザーと同レベルにまで自動的に制限し、ほかのユーザーも快適に利用できるよう、通信品質を改善させるというもの。なお、速度制限は混雑が緩和され次第解除するとしています。

また、OCNは2008年8月1日から1日あたり30GBのデータを送信しているユーザーに対して通信制限を実施していましたが、クラウドなどの普及によって利用実態と合わなくなったため、こちらは廃止するとのこと。

OCNは新たな取り組みについて、「輻輳発生した場合にのみ行うものであり、この制御対象となり得るのは、その時点において他のお客さまと比べて極めて利用量が多いために帯域を占有している回線であり、一般的な動画視聴やゲーム等での利用や大容量データの送受信を制限するものでもありません」と解説。

あくまで一般的な動画視聴やオンラインゲームを楽しむユーザーを規制するようなものではなく、度を超したヘビーユーザーが対象であることを明示しているほか、通信量の増大に応じて引き続きタイムリーに通信設備の増強を行うとしています。

Amazonプライム会員なら無料で使える無制限の写真・動画向けクラウドストレージ「Amazon Cloud Drive」など、ともすればテラバイト単位のファイルまで保存できるサービスが提供されるようになっただけに、プロバイダ側も通信量の増大には苦慮しているようです。

インターネットを快適にご利用いただくための取り組み(2016年6月1日開始予定) | OCN

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