坂本龍馬が暗殺時に携えていた刀「陸奥守吉行」が実物と判明、所蔵の京都国立博物館が判定



坂本龍馬の刀が実物と判明しました。詳細は以下から。

幕末の慶応3年(1867年)京都の河原町三条を下がった蛸薬師通付近の醤油商、近江屋で維新志士の坂本龍馬は陸援隊の中岡慎太郎と共に暗殺されました(近江屋事件)。襲撃者たちは現在では京都見廻組とされていますが、当時は新撰組の関与が疑われた他、多くの陰謀論が今も唱えられています。

その坂本龍馬がこの近江屋事件の際に携えていたとされる刀が「陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)」。実際の襲撃時には坂本龍馬も中岡慎太郎も帯刀はしていなかったとされ、この刀で実際に襲撃者たちと斬り合うことはなく最期を遂げてしまいます。


この「陸奥守吉行」は坂本龍馬の子孫が1931年に京都国立博物館に寄贈したものですが「刃に「吉行」の特徴的な文様がない」「当時の刀のように反っていない」などの理由から懐疑的な意見もありました。

しかし、2015年に子孫が寄贈の際に書き残した書類が高知県立坂本龍馬記念館の資料の中から見つかり、この刀が1913年に北海道釧路市の子孫方で火事に遭った際に変形して反りがなくなり、刃も研ぎ直したことが記されていたことと、最新の撮影機器で調査した結果、刃の部分に龍馬の刀に特徴的な模様が僅かに残されているのが確認できたことで本物と判断されるに至りました。

この刀は今年の10月から京都など全国4か所で開かれる龍馬の特別展で公開される予定とのことで、坂本龍馬ファンにとっても刀剣ファンにとっても秋が待ち遠しくなりそうです。

京都国立博物館所蔵の刀、実物の龍馬遺品と判明 カルチャー 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

龍馬の刀と「確認」暗殺時も手元にあったか NHKニュース

(Photos by Wikipedia


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