アートって…何だ?美術館の床にイタズラで置かれた「眼鏡」が作品だと勘違いされまくる



アートとは何なのでしょうか?根源的な問いかけとも言えそうです。詳細は以下から。

サンフランシスコ近代美術館を訪れたツイッターユーザーの2人の10代の少年、@TJCrudaさんと@k_vinnnさん。展示に退屈した彼らはとあるイタズラを思いつきます。そう、ふたりは美術館の床にひとつの「眼鏡」をこっそりと置いたのです。


すると、美術館を訪れていた見学者たちは作品名のプレートもないこの「眼鏡」を展示されている作品だと勘違いし、集まってきて鑑賞し、形而上学的な意味合いを考察し、写真撮影まで始めてしまいました(編集部注:海外の多くの美術館は写真撮影OKの場合が多い)。




多くの見学者たちが作品として鑑賞している以上、これはもはや作品と呼んでもいいのではないか、そんな気にすらなってきます。実際に、バンクシーのようにゲリラ的に作品を残すアーティストも存在していますし、便器にサインしただけのデュシャンの「泉」のような作品も存在しているのです。彼らがイタズラだったとツイッターで告白していなかったとしたら、いったい誰がどのような根拠でこの「眼鏡」をアートではないと言いきれるのでしょうか?



そんなアートに対する意味深な問いかけとして成立する彼らのイタズラはインターネット上であっという間にバイラルし、5万回以上リツイートされることになりました。


あなたは美術館でこんな「作品」に出会った時、何を思うのでしょう?果たしてこれはアートたり得るのでしょうか?

Someone put eyeglasses on a museum floor, people thought it was art Dangerous Minds

Wall and Piece
Wall and Piece
posted with amazlet at 16.05.27
BANKSY
Century (2007-06-05)
売り上げランキング: 104

デュシャン NBS-J (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)
ジャニス・ミンク
タッシェン・ジャパン
売り上げランキング: 360,822

・関連記事
全ての本好きに捧ぐ、映画の書店と図書館の場面を集めた愛に溢れるマッシュアップ動画 | BUZZAP!(バザップ!)

バウハウスが1920年代に開催したコスプレパーティが自由過ぎる | BUZZAP!(バザップ!)

あまりにも美しく、リアルで艶めかしいMarina Bychkovaの「魔法にかけられた」人形たち | BUZZAP!(バザップ!)

未解読の奇書「ヴォイニッチ手稿」「コデックス・セラフィニアヌス」が無料でダウンロード可能に | BUZZAP!(バザップ!)

東京の雑踏の中に、底知れぬ孤独をまざまざと映し出した映像作品「The Others」 | BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

海外に関連した楽天商品(PR)