あれから半世紀、50年前のビートルズの最後の公式ライヴ音声

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1968年に解散したビートルズ、最後の公式ライヴは1966年のものでした。詳細は以下から。

1960年に結成され(デビューは62年)、1970年に解散したビートルズ。しかしその公式のライヴは1966年8月29日のものでした。終盤はメンバーの不仲などもありましたが、数年間ライヴを行っていなかったのにはいくつかの理由があります。

大人気故の過密で過酷なツアーによるメンバーの疲弊や私生活の破綻、さらにコンサート自体でもモニターシステムが備わっていなかったことやPAシステムが満足なものでなかったこと、観客が自分たちの演奏を聴いていないといった不満も膨らんでいました。

実際にこちらのライヴ音声を聴いてみると、常時黄色い声援が張り上げられていることがよく分かります。

The Beatles – _Candlestick Park_ San Francisco, CA. August 29, 1966 – YouTube

このライヴが行われたのはアメリカ合衆国サンフランシスコのキャンドルスティック・パーク。この録音は会場に向かう際にポール・マッカートニーが報道係のTony Barrowに対してカセットテープで録音を依頼したもの。

ビートルズのライヴが通常の20~25分よりも長く、Tony Barrowが片面30分のテープを裏返して録音を継続しなかったことから最後の曲「ロング・トール・サリー」の途中で切れてしまっています。

この最後のライヴのセットリストは以下の通り。

01. 00:00 ロック・アンド・ロール・ミュージック
02. 01:39 シーズ・ア・ウーマン
03. 04:52 恋をするなら
04. 07:52 デイ・トリッパー
05. 10:58 ベイビーズ・イン・ブラック
06. 13:43 アイ・フィール・ファイン
07. 16:24 イエスタデイ
08. 19:06 アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
09. 21:45 ひとりぼっちのあいつ
10. 24:33 ペーパーバック・ライター
11. 27:19 ロング・トール・サリー(未完)

これ以降ビートルズはライヴでの再現の困難な楽曲を制作するレコーディング・アーティストへと変貌を遂げてゆきます。翌年7月に半年以上を掛けて制作されたアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は世界初のコンセプトアルバムと呼ばれ、ビートルズ中期の実験的音楽の集大成と称されることになります。

Hear the Beatles Play Their Final Concert 50 Years Ago Today (August 29, 1966) _ Open Culture

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