致死量の半分、エスプレッソ80杯分のカフェインを含む危険なコーヒーが販売されている



どんなカフェイン中毒でも大満足間違いなしなコーヒーが販売されています。詳細は以下から。

毎朝1杯のコーヒーが欠かせない人、休憩の時にはお茶がないとダメな人、カフェイン好きは身の回りに大勢存在しています。マニアックなコーヒー豆や茶葉を探すタイプの人もいれば、インスタントや缶でもいいから大量に飲みたい人など、カフェイン好きにもいろいろタイプがあります。

そんな中でもとにかく強烈なカフェインをキメたいという重度の中毒者でも1杯で大満足できそうな激ヤバなコーヒーが販売されています。

それは南半球のオーストラリアでのこと。南オーストラリア州の州都、アデレードにあるViscous Coffeeで販売される「Asskicker(おケツ蹴り上げ)」なるコーヒーにはは1杯に5グラムのカフェインを含んでいます。これは通常のエスプレッソ80杯分に相当し、致死量の半分の量に当たります。Asskickerは心臓病や高血圧の人にはリスクがあるという健康上の但し書き付きで売られています。


通常のエスプレッソコーヒー1杯は60mgのカフェインを含有しており、普通サイズのフィルターコーヒーには150mg程度が含まれています。Asskickerはこれに比べて5gという途方もない量を含んでおり、12時間から18時間に渡って飲んだ人を覚醒させるアッパーの作用があります。

俗説でエスプレッソコーヒー7杯でコカイン1ヒット分のアッパーの作用があると言われることがありますが、それに基づくならAsskickerのアッパー度はコカイン12発分ということになります。つまりはタランティーノやダニー・ボイルのクライムムービーでもなかなかお目にかかれないキメっぷりということ。

Viscous CoffeeのオーナーのSteve Beningtonさんによると、Asskickerは決して一気飲みしてはならず、4時間以上をかけてゆっくりと飲まなければ危険とのこと。なぜそんな危険な飲料が生まれたかというと、緊急病棟に努める看護師から何が起こるか分からない夜勤をしっかり起き続けるための飲料をオーダーされたから。

彼女は2日間掛けてその飲料を飲み、ほとんど3日間起きていたんだ。そこからAsskickerが生まれたというわけさ。


現在のAsskickerのレシピは4杯のエスプレッソのショットに48時間かけてコールドドリップしたコーヒーのアイスキューブを4つ、10日かけてコールドドリップしたコーヒーを120ml、最後に48時間コールドドリップしたアイスキューブをあと4つ加えます。それぞれのアイスキューブはエスプレッソのショット2杯分以上のカフェインを含んでいます。

当然のことながらそんなにアッパーにキマるコーヒーがあると知ったアデレード周辺の若者たちは一度チャレンジしてみようとVicious Coffeeを訪れます。そんな時Steve Beningtonさんは彼らに対して警告を行うことにしています。

彼らに最初に言うんだ。自分が何をしようとしているのか分っているのか、と。でも彼らは私が寂しいから話しかけてると思うんだ。これは純粋な、ハイクオリティなコーヒーなんだけど、それが唯一の問題なんだ。美味しすぎて4時間以上掛けてゆっくり飲むのが難しいんだよ。


まさにこれこそ深夜に渡る残業や休日出勤を繰り返し、命を燃やしながら働き続ける日本の社会人に必要な飲料なのではないでしょうか?このAsskickerが街のコーヒーチェーンで普通に売られるようになった時、日本の生産性は飛躍的に向上することになりそうです。

_Asskicker_ Coffee Contains 80 Times More Caffeine Than Regular Brew, Comes with a Health Warning _ Oddity Central - Collecting Oddities

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