陰謀論者に「地震兵器!!」と大人気の高周波活性オーロラ調査プログラム「HAARP」が一般公開を実施

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一部の陰謀論者に東日本大震災を引き起こしたとの風評被害を浴びせかけ続けられている「HAARP」が疑念の払拭のために一般公開を実施しました。詳細は以下から。

アメリカ空軍、アメリカ海軍、国防高等研究計画局 (DARPA)、アラスカ大学などの共同研究であり、アメリカ合衆国アラスカ州に研究施設を持つ高周波活性オーロラ調査プログラム(通称:HAARP)。地球の電離層と地球近傍の宇宙環境で発生する自然現象を探求し、理解するためのプログラムとされています。

しかし、2005年頃に完成したこの施設は、世界中の陰謀論者から「マインドコントロールのための施設だ」「電磁波を用いた超気象兵器である」「高出力の電磁波でピンポイントで地震を誘発させることができる」などと噂されることとなります。

こうした噂はもちろん日本でも囁かれており、2011年の東日本大震災の時にもHAARPの実験のためにアメリカ合衆国が引き起こした人工地震であるという陰謀論が一部から吹き出ていました。

今年の熊本地震の際にも、熊本県八代市役所庁舎にキャハーHAARPで全壊も少しだったネーという落書きをして47歳の会社員の男が逮捕されたことを覚えている方もいるのではないでしょうか?

アラスカ州ガコナのHAARP研究施設は2015年にアメリカ空軍からアラスカ大学フェアバンクス校(UAF)に譲渡されており、UAFはこれまでの陰謀論による風評被害を払拭するため、一般公開を実施しました。UAFの地球物理学研究所のスポークスマンを務めるSue Mitchellさんは公開の意図を以下のように述べています。

人々にHAARPの科学的に正しい姿を知ってもらえればと望んでいます。私達はこの施設がマインドコントロールを施したり気象をコントロールすることなどの、これまで蒙ってきた噂にあるようなこはできないということを見ていただきたいのです。

今回行われたの施設公開ではツアーによって施設の内部を見学でき、施設に在駐する科学者による説明。それ以外にも無人航空機「petting zoo」や宇宙気象をはじめとする多くのディスプレイにも触れることができ、近所にあるUAFの永久凍土や地震の観測所の見学も行われました。UAFによると、ツアーは軽い飲食物サービス付きで全年齢対応。

HAARP _ Geophysical Institute

実際に中を見て説明を受けても、重症の陰謀論者は「一般人の入れない場所に重要な秘密が隠されているに違いない。これは単なる目くらましだ」と主張するでしょうし、中を見た人が陰謀論を否定しても「HAARPにマインドコントロールされた明確な証拠だ」として全く処置無しであろうことは否めません。

それでも、どこの馬の骨ともしれない誰かのブログではなく、自分の目でしっかり見ることから真実の探求というものは始まるものです。今回の一般公開は終了しましたが、継続的な公開によって陰謀論による風評被害がなくなることを願ってやみません。

HAARP’s new owner holds open house to prove facility ‘is not capable of mind control’ – Alaska Dispatch News

Tinfoil hats not necessary_ UAF to host open house at conspiracy target HAARP facility _ Editorials _ newsminer.com

(Photo by Wikipedia

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