大分県警隠しカメラ盗撮事件、県警本部長が謝罪会見を行うも「カメラがあると真意が伝わらない」と質疑応答を拒否

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隠しカメラ設置の発覚という大失態に際しても、大分県警は極めて不誠実な姿勢を改めるつもりはないようです。詳細は以下から。

今年の参議院の選挙期間中に、民進党や社民党の野党統一候補を支援する団体が選挙活動に使っていた大分県別府市内の建物の敷地に大分県警別府署員が無断で侵入して隠しカメラを設置、出入りする不特定多数の人々を盗撮していたことが発覚、大きな批判を浴びたのが8月の頭でした。

それから1ヶ月、大分県警のトップである松坂規生本部長は盗撮事件に関係者を処分しながらもテレビカメラの前での説明を拒み続けてきました。しかし警察庁の坂口正芳長官が9月1日の記者会見で事件に触れ、「このような不適正な捜査が行われたことは誠に遺憾」と声明を発表し、大分県警は慌てて態度を一変させます。

再三にわたる記者クラブからの抗議もあり、9月6日の定例会見で大分県警はようやく松坂規生本部長がカメラの前で「所感」を述べることには応じたものの、記者からの質疑応答については「カメラが入る会見では、県民に真意が正しく伝わらない回答になるおそれがある」との理由で拒否。

会見でも「警察に対する県民の期待と信頼を損なう事態となった」「県民の皆さまに申し訳ない」などと手元のペーパーを棒読みするだけで1分半ほどで終了させ、一度も頭を下げることなく、予定通り一切の質問を受け付けずに会見後テレビカメラを退席させました。

自分たちは建造物侵入という明確な犯罪を犯してまで隠しカメラによる盗撮を行っておき、関係者を処分までしておきながらカメラの前では真意が正しく伝わらないというのはまさにお笑いぐさ。隠しカメラを通した映像では被写体の「真意」も何も分からないということを自ら公言するという見事なまでのブーメランになっています。

この隠しカメラ盗撮事件に関しては、この程度の「所感」などでお茶を濁させず、誰の指示によって参院選の選挙期間中という極めてセンシティブな期間中に野党の動向を盗撮するという選挙の公正を揺るがす違法な「捜査」を行ったのか、徹底的に解明させる必要があります。

大分県警・隠しカメラ設置、“質問拒む”本部長に県民から批判も News i – TBSの動画ニュースサイト

大分・隠しカメラ事件やっと陳謝 県警本部長、質問拒み「所感」 再三の撮影要求拒否 – 西日本新聞

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