高速増殖炉もんじゅがついに廃炉へ、核燃料サイクル政策が名実ともに破綻

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ようやく無限に税金を吸い込むだけの高速増殖炉もんじゅが廃炉になりそうです。詳細は以下から。

1985年の着工以来日本の税金1兆2000億円を食いつぶした高速増殖炉もんじゅ。度重なる不祥事で原子力規制委員会が運営主体の変更を求めていましたが、新たな受け皿を設立することが困難であることに加え、今後10年間運転するなら追加で6000億円の追加支出が必要となることから国民の理解が得られないと判断、廃炉にする方向で最終調整に入りました。

これによって日本の核燃料サイクル政策は名実ともに完全に破綻します。そもそも以前から河野太郎衆議院議員が述べていたように、核燃料サイクル政策は高速増殖炉によるプルトニウム燃料の増産が目的でした。既にこの核燃料サイクルはもんじゅが稼働できないことで実質的に破綻しており、代替策としてMOX燃料を通常の軽水炉で使用するプルサーマル方式が行われているのが現状。

今回の高速増殖炉もんじゅの廃炉は名目的にも核燃料サイクル政策が破綻することを示しており、今後の原子力政策は根本的な見直しを迫られることとなります。プルサーマルを推進するにしても、安全面や核廃棄物の処理問題はもちろん、コストが極めて高くなり「安価な電気」としては供給できません。

もんじゅを廃炉にするということは、もともと絵に描いた餅でしかなかった核燃料サイクル政策の「絵」を下ろすということ。新たな「絵」を描けなければ日本は否応なく脱原発に向かうことになります。

もんじゅ廃炉で最終調整 _ ロイター

なぜ核燃料サイクルはできないのか?_?河野太郎

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