Zenfone 3はキャリアアグリゲーション対応で快適通信、格安スマホで一線を画す存在に

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9月28日に日本市場でお披露目されるZenfone 3。グローバルでの発表から国内発表にこぎ着けるまでの時間が長く、先行して発売された「Huawei P9 Lite」や「Moto G4 Plus」などに気を取られてしまいつつある人もいるかもしれませんが、間違っても今すぐ飛びついてはいけません。詳細は以下から。

◆Zenfone 3はキャリアアグリゲーションに対応
まず確認しておいてもらいたいのが、Zenfone 3シリーズは、キャリアアグリゲーション(CA)対応であるという部分。

Zenfone 3のスペックシートを見てみても、日本版は2つの周波数帯を束ねて下り最大300Mbpsの高速通信を実現するカテゴリ6のLTEに対応しています。

また、モバイル系メディアの海外版レビューにおいても、Zenfone 3で実際にキャリアアグリゲーションを使えることは確認済みです。

KDDIが公開しているキャリアアグリゲーションのメリットが一目で分かる図はこんな感じ。1台の基地局のカバーエリアが広く、建物の中でもつながりやすいプラチナバンドLTEと、エリアは狭いものの、高速化を図れる2.1GHzのLTEを同時に掴むことで、通信を高速化できるだけでなく、安定させることもできるわけです。

◆えげつないほどの対応バンド
そしてZenfone 3の大きなアドバンテージが、日本国内の携帯電話事業者の主要な周波数帯/通信方式を軒並みサポートしているという点。

こちらは最上位モデルZenfone 3 Deluxeが対応している通信方式および周波数一覧。携帯各社の3Gサービス(W-CDMA・CDMA2000)はもちろん、4Gサービスではプラチナバンドを含むFDD-LTE、WiMAX 2+やAXGPといったTD-LTEもフルサポートしているわけです。

「ドコモの周波数帯だけサポートしていればそれでいい」と言わんばかりの格安スマホが溢れる一方、入念に対応周波数帯を充実させたZenfone 3。

au回線を用いることで安定した通信速度を叩き出すUQ mobileなどでも使えるようになるため、ユーザーの選択肢が一気に広がるわけです。

◆先日発表のZenPad 3 8.0のキャリアアグリゲーション対応に要注目
また、Zenfone 3がサポートするキャリアアグリゲーションの組み合わせについては詳細が明かされていませんが、ここで注目しておきたいのが、先日発表された「ASUS ZenPad 3 8.0」。

iPad miniと同じ7.9インチQXGA(2048×1536)液晶にSnapdragon 650、4GB RAMを備えたSIMフリーAndroidタブレットとなるASUS ZenPad 3 8.0。なんとZenfone 3とほぼ同じ周波数帯をサポートした上、以下のようにとんでもなく多い組み合わせのキャリアアグリゲーションに対応しています。

分かりやすく説明すると、「携帯各社のプラチナバンドLTE+2.1GHzや1.7GHz」といった組み合わせはもちろん、「WiMAX 2+同士の組み合わせ」などもサポートしているわけです。

CA_1-5/CA_1-8/CA_1-18/CA_1-19/CA_1-20/CA_1-26/CA_3-5/CA_3-8/CA_3-19/CA_3-20/CA_3-28/CA_5-7/CA_7-8/CA_7-20/CA_7-28/CA_3A-3A/CA_3C-3C/CA_7A-7A/CA_7C-7C/CA_38C-38C/CA_41A-41A/CA_41C-41C

Zenfone 3のキャリアアグリゲーション対応状況がZenPad 3 8.0と同じになるかどうかは分かりませんが、上記の対応状況を見る限り、かなり期待できると言ってもいいのではないでしょうか。

◆他の格安スマホに無い「つながりやすさ」を安価に実現できるZenfone 3
2~3万円台で販売されてきた格安スマホには無かったキャリアアグリゲーションという武器を備えているZenfone 3。

格安SIMで使う場合、大手携帯電話会社から帯域を借りてユーザーでシェアするという性質上、通信速度の向上はあまり期待できませんが、「複数の周波数帯で同時に接続することにより通信が途切れにくくなる」というのは、非常に大きなメリットではないでしょうか。

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