ソフトバンクが一見auやドコモより安い4Gケータイ(ガラホ)向け新料金プラン発表、ホワイトプランも選択可能



ドコモ、auに対抗する形で、ソフトバンクが「ガラホ」こと4Gケータイ向け新料金プランを発表しました。一見他社よりも安いプランですが、思わぬところに仕掛けがありました。詳細は以下から。

ソフトバンクのプレスリリースによると、同社は10月28日(金)から4Gケータイ向けに、5分以内の国内音声通話が無制限になるスマ放題ライト「通話定額ライト基本料(ケータイ)」を新設し、新規契約または機種変更するユーザーから提供するそうです。

月額料金は1200円で、最大2.5GBまで利用できる2段階データ定額のパケット定額プラン(0~4200円)も設定。ホワイトプランでの契約もできます。




各社の4Gケータイ向けプランを比べるとこんな感じ。音声通話定額の基本料金は各社とも1200円(別途ネット接続料300円が必要)ですが、パケット定額プランを比較すると、上限いっぱいまで通信した場合、ソフトバンクが最も安くなります。

ドコモ:300~4200円で最大2GB、データ通信10MBまでは300円
au:0~4500円で最大2.5GB、データ通信500KBまでは0円
ソフトバンク:0~4200円で最大2.5GB、データ通信500KBまでは0円

しかしよくよくプランの詳細を紐解いてみると、ドコモやauはデータ通信1KBあたり0.03円(10MBで300円)が課金されるのに対し、ソフトバンクは1KBあたり0.04円(10MBで400円)。ドコモは約137MB、auは約146.9MB通信すると上限額に達してしまいますが、ソフトバンクでは約105MBで上限に達してしまうわけです。

仮に4Gケータイで50MB通信した場合の月額料金。500KBの無料分があるため、auが最も安くなる一方で、ソフトバンクは他社と500円近く差が出る結果に。

ドコモ:1200+300+1500=3000円
au:1200+300+1485=2985円
ソフトバンク:1200+300+1980=3480円

最初から上限いっぱいまで使うつもりであれば悪くないソフトバンクのプラン。しかしそれなら2段階定額プランにせず、普通のデータパックを申し込んだ方が割安になるケースもあるため、契約の際はよくよく検討したほうが良さそうです。

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