世界一ピンクな物質「PINK」が開発され「とある1名を除く」全人類向けに発売される

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世界で最もピンクなピンク色が開発されました。詳細は以下から。

以前BUZZAP!では「世界一黒い物質」が開発されたことをお伝えしましたが、これにある意味対抗して世界一ピンクなピンク色が開発されました。

このPINKを開発したのは世界中のペイントメーカーと共に10年にも及ぶ開発を行ったイギリスのアーティストStuart Templeさん。PINKは50gが4.95ドル(約520円)で販売されていますが、世界の70億人の人類でただひとり、インド人アーティストのアニッシュ・カプーアさんに対してのみ販売が許されていません。

いったいなぜ?というと、これは先述した世界一黒い物質であるヴェンタブラックに関わるちょっと信じられない確執が原因なのです。

ヴェンタブラックはカメラや望遠鏡、赤外線検知器などの不要な光を抑制することが性能向上に繋がる各種機器にとっては夢の物質であり、兵器産業や宇宙産業からも注目されていました。そして同様に、この世界一黒い色彩を使いたいと願うアーティストも多数存在していたのです。

しかし、ヴェンタブラックを開発したサリー・ナノシステムズ社はインドの世界的な現代彫刻家であるアニッシュ・カプーアさんに独占権を与えたのです。これによってカプーアさんを除いた世界中のアーティストはこの物質を自らの作品に使用する道を閉ざされてしまいました。

TempleさんがカプーアさんにのみこのPINKを売らないのは一種の意趣返し。PINKはCULTURE HUSTLEにてオンライン購入可能ですが、その際には買い手がアニッシュ・カプーアではないこと、アニッシュ・カプーアにいかなる意味でも従属していないこと、アニッシュ・カプーアの代理として購入するのではないこと、アニッシュ・カプーアの仲間ではないことの確認が行われます。

大人げないようにも見えますが、これはカプーアさん側から始めたことであり、この意趣返しはミラーリングとも言えるもの。果たしてカプーアさんがヴェンタブラックの独占権を解き、他のアーティストにも使えるようにする日が来るのでしょうか?

Why Anish Kapoor is banned from world’s pinkest paint – YouTube

Artist Creates World’s Pinkest Pink, Makes It Available to Everyone but One Person _ Oddity Central – Collecting Oddities

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