フェイクニュース対策か、Googleが日本語検索の品質向上のためウェブサイトの品質評価方法を改善

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Googleが今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えたことが公表されました。詳細は以下から。

アメリカ大統領選挙を筆頭に、今や世界を脅かす数え切れないフェイクニュース。単なる事実誤認のデマに留まらず、金儲けにプロパガンダから悪質な愉快犯まで、意図的にヘイトスピーチ混じりのデマを捏造しては拡散する人間が世界中にいることは今や周知の事実となりました。

日本でも政治家や学者、小説家、芸人、タレントなどの著名人がデマを拡散する事例は事欠かず、それらがさらにネット上の巨大掲示板やまとめサイトで歪曲され、根も葉もない噂となって駆け巡ることが日常茶飯事となっています。

そんな中で検索大手のGoogleはウェブマスター向け公式ブログに「日本語検索の品質向上にむけて」というポストを掲載しました。

ここでは「Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています」としており、その一環として今週日本語検索においてウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えたことを明らかにしました。その内容は

ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

というもの。変更の意図は「日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策」とのことで、明らかに世界的なフェイクニュースの蔓延への対策の一環であることが読み取れます。

Googleは今回の変更で問題が全て解決するとは考えておらず、今後も継続的に改善を行っていくとのこと。そしてその目標地点としては「有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作り」としており、最終的にはフェイクニュースの撲滅まで意図している模様。

ホワイトハウスの報道官が堂々と公式の場で大統領就任式の聴衆の数を捏造し、大統領側近がそのデマを「代替的な真実」などと強弁してみせるという、未曾有の時代が既に始まっています。デマが拡散されやすく、訂正されにくいことは以前BUZZAP!でも報じましたが、検索大手であるGoogleのこうした方針はどの程度の抑制効果を見せるでしょうか。

ネットの根も葉もないデマは拡散しやすく訂正されにくいことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)

もちろん、ユーザー側が情報リテラシーを高めていかなければ最終的な解決に繋がらないことはいうまでもありません。

Google ウェブマスター向け公式ブログ_ 日本語検索の品質向上にむけて

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