国会で虚偽答弁を繰り返す稲田防衛相、ロッキード事件でおなじみの「記憶にない」を発動

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日本の安全を担う防衛大臣が国会という国権の最高機関で嘘八百を並べまくるという異常事態が続いています。そしてついに伝家の宝刀「記憶にない」まで飛び出しました。詳細は以下から。

「記憶にございません」といえば戦後日本最大の疑獄事件、ロッキード事件で証人喚問された国際興業グループ創業者の民間人、小佐野賢治が国会で繰り返して流行語にもなった決め台詞。2017年のアッキード事件の渦中にある稲田朋美防衛大臣の口からも「全く記憶が無かった」というフレーズが飛び出しました。

稲田防衛相はアッキード事件の中で教育勅語の精神を取り戻すべきだと国会で発言して大炎上した事に加え、森友学園の顧問弁護士をしていた過去についてこちらも国会で堂々と虚偽答弁を繰り返していることでも大きく物議を醸しています。

【追記あり】塚本幼稚園に感謝状を贈った稲田防衛大臣は同園の顧問弁護士だったことが判明、国会で虚偽答弁も | BUZZAP!(バザップ!)

稲田防衛相の虚偽答弁の発端は保守の会の松山昭彦会長のFacebook投稿での「ちなみに国会議員になる前の稲田朋美先生は塚本幼稚園の顧問弁護士だったそうです。驚きました。^^」という記載が発掘されたこと。これに先立つ2月22日の民進党の大西健介議員の国会質疑で、篭池理事長と10年以上前に面識があることは認めつつも「以前から塚本幼稚園を知っていたか」との質問に対しては「聞いたことはありますけれど、その程度でございます」と答えていました。

この問題が拡散し、3月6日には民進党の福山哲郎議員の質問に答える形で「森友学園側の顧問弁護士だった事実はない」と改めて否定。火元となった松山昭彦会長も「顧問弁護士だったのは稲田先生の旦那さんの方でした。この場を借りて訂正いたします。お騒がせしました」と顧問弁護士は稲田防衛相の夫だったと訂正していました。

しかし、3月13日朝にはジャーナリスト・菅野完氏が森友学園の篭池理事長への直接インタビューの中で稲田防衛相と旧知の仲であったこと、国会議員前の弁護士時代、稲田防衛相が夫と共に森友学園の顧問弁護士であったことを証言。稲田朋美弁護士が夫と共に森友学園の訴訟代理人を努めている書面もツイッターにアップされる事態となりました。

これを受けた3月13日の参院予算委員会では民進の小川敏夫議員から籠池理事長との関係を問われて「10年ほど前から、もう全くお会いしていないし、関係を絶っているんです」と反論、稲田夫妻が塚本幼稚園の顧問弁護士だったと語った新証言にはろくに根拠も示さず「全くの虚偽だ」と切って捨てて見せました。

また、小川氏から上記の裁判資料を提示されると「いま初めて見ました」と答弁。「共同事務所の場合、連名で(代理人弁護士を)出すことは多くある。私は一切、籠池氏から法律相談を受けたことはありません」などと重ねて否定していました。

しかし3月14日になって稲田防衛相が2004年12月、森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す大阪地裁作成の記録があることが判明。12月9日の初弁論に稲田氏ら2人の名前が「出頭した当事者等」に記載されていたことが判明。

稲田防衛相は記者会見で「夫の都合がつかずに代わりに出廷したことがあるのではないかと、私は今、推測はしている」などとまるで他人事のように答えています。

国会答弁との食い違いに対しては「私は全く自分の記憶に基づいて、今まで顧問弁護士をやったことも法律相談をしたこともない。また、昨日いきなり示された事件についても、全く記憶が無かったものだったので、そのように答弁した」と、記憶になかったから推測で答弁したという呆れるしかない答えです。

虚偽答弁になるのではないかとさらに追求されると「私は本当に、自分の記憶に基づいて答弁をしている。従って、私の記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」と、驚くべき事に虚偽答弁だったという認識すら持てていません。

要するに、稲田防衛相は自らの疑惑に対して記録を参照する事もなく、おぼろげな記憶を頼りに国会という場で堂々と篭池理事長の証言を「全くの虚偽だ」と断言して見せたということ。弁護士としてはもちろん、国会議員、国務大臣としても失格であることは明白。即刻の辞任が強く求められます。

東京新聞_稲田氏、「森友訴訟」に出廷記録 大阪地裁が作成、答弁矛盾_社会(TOKYO Web)

稲田防衛相の答弁に「え~」 森友訴訟代理人として名前:朝日新聞デジタル

稲田氏、森友訴訟「出廷と推測」 政治責任は否定 | 2017/3/14 – 共同通信 47NEWS

稲田防衛相「出廷の記憶、全く無かった」森友訴訟で釈明:朝日新聞デジタル

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