「有機EL版Xperia」発売は困難か、AppleやSamsungがスマホ向け有機ELを独占へ



有機ELディスプレイ搭載の新型iPhoneが今年発売されるのを皮切りに、スマホメーカー各社が深刻な有機ELパネル不足に陥ることが明らかになりました。詳細は以下から。

台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、2017~2018年のスマホ向け有機ELパネルの生産量の約70%をSamsungとAppleが消費(Samsungは56%、Appleは14%)するため、他のメーカーへの供給が制限されることになるそうです。

スマホ向け有機ELパネルはSamsungが最大手で、他社も参入する予定ではあるものの、LGディスプレイは2018年、BOEテクノロジーは2020年まで出荷できない可能性があるとのこと。つまり当面、供給不足は解消されない見込みです。

なお、残り30%のスマホ向け有機ELパネルについては、Oppoが13%、Vivoが10%、Huaweiが8%前後の割合で消費するとされているため、仮にソニーやHTC、LGなどスマホシェアトップ5以外のメーカーが有機ELスマホを開発しても、発売はかなり難しいようです。

Huawei to face AMOLED panel shortage for smartphones in 2017

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