デートレイプドラッグを検出すると色の変わるストローを3人の女子学生が開発

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卑劣なデートレイプドラッグを用いた昏睡レイプ事件を未然に防ぐための極めてシンプルなアイテムが開発されています。

日本でも現在危機感の高まっているデートレイプドラッグを用いた昏睡レイプ事件。どれだけお酒が強かったとしてもこれらのドラッグは別物であり、トイレに立った隙などに混入されれば酩酊状態に陥らされる可能性は少なくありません。

こうした状況はもちろん日本だけではありません。アメリカ合衆国の大学では半数が身の回りでパーティの際にドラッグを盛られたという話を聞いたことがあり、女子大生の5人にひとりが何らかの性的暴行を受けていると考えられています。

こうした状況の中、ガリバー・プレパラトリー・スクールに通うSusana Cappelloさん、Carolina Baigorriさん、Victoria Rocaさんの3人は代表的なデートレイプドラッグを感知して色の変わるストローを開発、Miami Herald’s Business Plan Challengeで見事に入賞しました。彼女らはデートレイプドラッグの使用が現実の、しかも増加しつつある問題として認識しており、少しでも被害を減らせたらという思いでこのストローを開発しました。

スマートストローと名付けられたこのストローは、アルコール飲料であろうとノンアルコール飲料であろうと、代表的なデートレイプドラッグとして知られるGHBとケタミンを感知すると青く色が変わります。このストローの利点はハンドバッグにさっと入れられる小ささとシンプルさにあります。これまでもデートレイプドラッグのテスターは存在していましたが、実用的ではなく、ほとんど用いられてきませんでした。

また、安価でもあるため、学生組織やキャンパスの保健センターなどに常備し、必要な人がパーティやデートの都度持ち出すといった使い方も可能です。3人は今後ロヒプノールなどの他のデートレイプドラッグも検出できるようにバージョンアップを目指す考えです。

もちろんデートレイプドラッグが学生の間だけの問題ではない事は連日の報道で示されているとおり。例えばバーやクラブ、パーティのオーガナイザーなどがこのストローを準備し、提供していくことでお酒に絡む多くの場でのデートレイプドラッグによる昏睡レイプ事件を防ぐことにも繋がっていきそうです。

Photo by goldmoon_halfelven

ビールやワインなどの通常ストローで飲まないアルコール飲料などに関してはまた別のアプローチが必要となるかもしれませんが、周囲がこうした準備を整え、デートレイプドラッグの使用を絶対に許さないという状況を作り上げること自体がひとつの抑止力として働くことも期待できそうです。

なお、性行為の合意について紅茶に例えた動画を2015年にイギリスの警察署が公開しており、レイプとは「合意のない性行為」であることがよく分かります。日本ではデートレイプドラッグで酩酊(もちろんお酒だけで酩酊している場合も)している相手に合意なく性行為に及べば準強姦罪という列記とした犯罪になります。

Gulliver Prep’s _Smart Straws_ team wins Business Plan Challenge _ Miami Herald

Students Develop Straw That Can Test For Date Rape Drugs _ IFLScience

(Photo by goldmoon_halfelven

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