日本政府、北朝鮮のミサイルを事前察知していたことが判明

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Photo by Sarah

安倍首相が公邸に泊まった翌朝にばかり北朝鮮からミサイルが発射されていることが分かりました。詳細は以下から。

◆安倍首相らは北朝鮮のミサイルを事前に察知していた?
民進党の後藤祐一衆院議員が8月30日の衆院安全保障会議で「安倍晋三首相が公邸に宿泊したのは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した前日だけだ」と指摘しました。

実際に今年8月に安倍首相が首相公邸に泊まったのは25日と28日のみ。いずれも翌朝早くに北朝鮮がミサイルを発射しています。

この指摘に対して西村康稔官房副長官は「常日頃から緊張感を持って情報分析をしている結果だ」とし、安倍首相らが事前に兆候を察知していた事を事実上認めました。後藤議員は「(情報収集能力の精度が)バレバレになるから普段から公邸に泊まった方がいい」と指摘しています。

◆では、その後の混乱を招くちぐはぐな対応はなぜ?
後藤議員も述べているように、北朝鮮のミサイル発射の兆候を事前に察知しているのは良いことなのですが、問題なのはその後の対応です。

今更説明する必要もありませんが、8月29日の午前6時過ぎに北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県に対してJアラートが鳴り響き「北朝鮮西岸からミサイルが東北地方の方向に発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」と緊急避難が求められました。

しかし、ミサイルは国際宇宙ステーションよりも100kmほど高い高度550kmの宇宙空間(日本領空ではない)を通り過ぎて日本の1000km東(公海上)に落下したのです。

そして同日の記者会見で安倍首相は発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握していた。国民の生命と安全を守る万全な態勢を取っていると、後藤議員の指摘を裏付けるような発言を行っています。

つまり、日本政府が北朝鮮のミサイル発射を事前に察知していれば、午前6時にいきなり「頑丈な建物や地下に避難して下さい」とたたき起こす必要はありませんし、そもそもミサイルの動きを完全に把握していたのであれば、広範囲にJアラートを出す必要もありませんでした。

実際問題として、日本国内への落下の恐れはないとして自衛隊の迎撃措置は実施されていなかったにも関わらず、あたかもミサイルが落ちてくるような危険を煽るアラートが発令され、なぜか東日本の新幹線や在来線の運転見合わせまでもが相次ぐ事態となりました。

本当にミサイルが日本に飛んでくる事態が事前に想定されたのであれば、前夜のうちにでも警報を出して避難を呼びかけるべきですし、落下の恐れがないのであれば無用の混乱を招く必要もありません。

せっかくの情報収集能力もちぐはぐな運用を続けていてはいざという時に対応できませんし、感覚も麻痺してしまうのではないでしょうか?

安倍首相公邸泊、ミサイル把握か=野党が指摘-衆院委:時事ドットコム

(Photo by Sarah

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