東日本大震災が結んだ「縁」、激ウマ京都ラーメンを福島県いわき市で味わえる「おおきに」

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東日本大震災が結んだひとつの「縁」とも言えるラーメン店がJRいわき駅前にあります。

2017年3月に京都新聞に掲載された1本の記事。避難中に修業積んだ女性、感謝込め 福島で『京都ラーメン店』と題されたこの記事は、福島県富岡町で被災し、京都で避難生活を送っていた女性がいわき市で開業した京都ラーメン店「おおきに」についてのものでした。

詳細については上記リンクの記事に詳しいためぜひご一読頂きたいところですが、京都のラーメンに目がなく、福島とも(特に川内村・浜通りと)縁のある筆者としてはぜひ訪れてその味を確かめてみたいと思い、この度ようやくその念願が叶いました。

「おおきに」があるのはいわき市平のJRいわき駅前。駅の南口から出て左手側徒歩3分程度という絶好のロケーションです。

現地に到着したのは日曜日の13時頃。入口には外待ちの人がいるのが見えます。

こちらがメニュー。ラーメン並680円はお値打ち価格です。セットメニューも充実していますね。

店内の様子はこんな感じ。外国人の店員さんがいらっしゃるのがなんとなく新鮮。接客はとてもいい感じでした。ドリンクが冷たいお茶なのも素敵です。

今回はラーメン並に「唐揚げセットごはん小」(280円)を付けてみました。オーダー時に「麺の堅さ」「ネギの量」「背脂の量」を無料で調節可能。これは背脂チャッチャ系京都ラーメンのお店ではよく見るサービスです。期待が高まります。

やってきました。見た目も香りも完全に背脂チャッチャ系京都ラーメンです。唐揚げも京都でもなかなか見ない大きさ。

こちらのラーメン、麺固め、背脂多めにしてあります。背脂チャッチャ系というと京都では「天天有」「いいちょ」「珍遊」などが有名で、京都発祥チェーンでは「魁力屋」が知られています。「おおきに」もまさにこの系列の直系と言えるでしょう。

ひと口食べてみて本当に驚いたのですが、上記のどの有名店と比べてもまったく遜色のない豚骨と鶏ガラを使った京都ラーメンのスープの味わいです。背脂とのコンビネーションも極めて滑らかでありながら、しっかりとパンチが効いていて飽きさせません。載せられた九条ネギもシャキシャキです。

京都ラーメンを何年もあちこち食べ歩いてきた筆者が責任を持って断言しますが、「おおきに」は京都市内にあってもガチで戦っていけるレベルの本物の京都ラーメンです。関東で、しかも福島県いわき市でここまで美味い京都ラーメンに出会えるとは正直思っていませんでしたが、予想のはるか上を行ってくれました。

さらにこちらの巨大唐揚げです。京都ラーメン店ではラーメンの一番ポピュラーな付け合わせは餃子ではなく唐揚げなのです。実際に唐揚げを売りにする(もちろんラーメンも美味しい)ラーメン店は多いのですが、ここの唐揚げはゴロリと大満足な大きさな上に味付けもジューシーさもとてもハイレベルです。

東日本ではまだまだ認知度の低い京都ラーメン。「天下一品」のような濃厚スープを京都ラーメンだと思っている人も多いですが、背脂チャッチャ系も古くから存在しており、非常に幅広いラーメン文化を持っているのが京都なのです。

この「おおきに」が今後も京都ラーメンという文化を発信し続けてくれることを切に願います。

おおきに

住所:
福島県いわき市平字白銀町6-8

営業時間:
11:30~14:30 17:30~22:00 ※ラストオーダーは閉店30分前まで
定休日:
月曜日

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