netgeekやアノニマスポストが「泉放送制作のせいで民放が偏向報道」デマ記事をこっそり削除、自称保守界隈が爆釣だったことも明らかに

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長尾たかし議員は謝罪しましたが、フェイクニュースサイトは謝罪するどころか、面白い動きを見せていました。詳細は以下から。

◆「泉放送制作のせいで民放が偏向報道」デマを流したフェイクニュースサイトが記事消し逃亡
フェイクニュースサイトnetgeekの「泉放送制作のせいで民放が偏向報道」というデマ記事に自民党所属の長尾敬衆議院議員が釣られて拡散し、謝罪と削除に追い込まれた件を昨日Buzzap!でお伝えしましたが、発端となったサイトの動きを追ってみました。

まず、netgeekが発信したデマ記事日テレ・フジ・TBS・テレ朝の16番組以上を1つの制作会社が担当して偏向報道やりたい放題。日本は乗っ取られた」(魚拓は昨日の時点で削除。

このデマ記事に触発された、同様のフェイクニュースサイトであるanonymous postの「泉放送制作が蓮舫に忖度して朝の報道バラエティに『蓮舫』の名前無しw ~ネットの反応『番組スポンサーへ苦情を入れるべき案件やね』『これ効くから絶対にやるなよ』」魚拓という7月19日付けの記事も削除されました。いずれのサイトも、どこにもデマ拡散に対する謝罪の文言は見当たりません。

anonymous postは記事だけ削除してツイッターは未だ放置されており、「頭隠して尻隠さず」状態になっています。


魚拓

◆自称保守界隈がどう見ても陰謀論全開なこのデマに爆釣りされる
そして、このデマで名指しされた泉放送制作が「日本メディアを支配する黒幕」であるというちゃんちゃらおかしい陰謀論については、長尾議員のみならず、多くの自称保守界隈が次々と釣られていました。

まずは保守系ニュースチャンネル「チャンネル桜」が「作られた内外マスメディアの嘘を暴く」と題した討論番組の中で、経済評論家の渡邉哲也氏が「ある制作会社がほとんどの日本のキー局のワイドショー・報道バラエティを、1社で8割近く作っているという状況にある」として「メディア集中排除どころではなく独禁法にも該当する」と指摘。

これに司会を務めるチャンネル桜の代表取締役社長の水島聡氏が「あれはひどいよね」とコメントした後に「泉放送制作でしょ?」と確認を取ると、渡邉氏は「そうですそうです」と応じており、チャンネル桜が丸ごとこのデマに釣られていたことになります。

実際の動画は以下から。当該部分は31:34頃からとなります。

【討論】作られた内外マスメディアの嘘を暴く[桜H29_7_8] – YouTube

また、この番組にも出演していた評論家の西村幸祐氏は自らのツイッターでも以下のようなツイートを行っており、完全にこのデマに釣られていることがよく分かります。発言からおよそ2ヶ月の9月6日現在でリツイートは2190件にも及んでいます。


魚拓

また、フォロワー5万人を持つツイッターのデマアカウント500円もワイドナショーの宮澤エマの発言に絡めて泉放送制作デマを拡散しています。こちらは3600リツイートです。


魚拓

ワイドナショーの宮澤エマについては上記のanonymous postも「#ワイドナショー 宮澤エマ『私が気になるのはメディアのニュースの放送の仕方が、各局口合わせしたみたいに同じ事を言う流れは一体誰が作ってるんだろ?と思う』 松本『奇妙な感じ』~ネットの反応『泉放送制作会社が一手に制作を請け負ってるからね』」(魚拓との記事でネット民の反応という形を取りながらもタイトルで泉放送制作デマを拡散しています。

保守の会会長の松山昭彦氏も6月19日泉放送制作デマを踏まえた記事を投稿。コロリと釣られただけでなく「テレビのワイドショーなどは、どこも同じような在日目線の反日報道だと思ったら、ほとんどが一つの番組制作会社がつくっていた」などと述べています。

えっ!反日テレビの制作は一つの会社が作っていた。各局は在日の比率をオープンにすべきだ。」(魚拓

興味深いのは、netgeekのデマ記事配信の日付が6月20日ということ。使われている写真が同じ事もあり、netgeekがこのブログポストをネタ元とした可能性もあります。なお、デマ自体は以前から某巨大掲示板の一部などで囁かれていたこともあるということ。

こうしたデマが拡散した結果、Googleで「泉放送制作」を検索するとこのようなサジェストが並ぶという惨憺たる状況に。もはや風評被害の域を超えています。

◆自称保守界隈に品格はあるのか?
何の落ち度もないにもかかわらず、ある日突然「反日」などのレッテルを貼られて犯罪者であるかのように晒し上げられ、糾弾されることとなった泉放送制作のスタッフたちのことを考えると、今回のデマ拡散は許されざる出来事と言わざるを得ません。

デマによる風評を拡散することで日本企業の評判を貶め、業務を妨害した自称保守界隈の責任は軽いものではありません。

ろくに謝罪もせず、うやむやにして逃亡するのが日本の保守を名乗る者の態度なのでしょうか?

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