小池新党「希望の党」が掲げる「原発ゼロ」が20000%大嘘である3つの理由

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小池都知事の立ち上げた「希望の党」が原発ゼロという方針を打ち出しましたが、これは明確な大嘘です。詳細は以下から。

鳴り物入りで登場した小池百合子東京都知事を代表とする新党「希望の党」。既にこの希望の党が極右政党「日本のこころ」の合流など、極右大行進状態になっていることはBUZZAP!でもお伝えしていますが、今度はなんと「原発ゼロ」というニンジンをぶら下げてきました。

しかし、これは断言しますが希望の党の「原発ゼロ」は脱原発層の票を集めるための口先だけの大嘘で、衆院選後にこの公約が守られることはどう考えてもあり得ません。なぜそう言えるのか、3つ明確な理由を挙げてみます。

◆東京都は東電の大株主だがこれまで一切脱原発を求めていない
東京都はTEPCO公式サイトによると東京電力株の1.20%を保有する4番目の大株主ですが、小池都知事は東京電力に対して脱原発を求められる立場にありながら全く求めてきていません。

都知事就任後の2016年9月に外国特派員協会で行った記者会見でも、記者の質問に対して脱原発に関してはゼロ回答しか行っていません。

ドイツ人記者の質問:東京都は東京電力の大株主です。大株主というのは会社に対して、影響力があります。環境保護政策の実現に向けて力を注いだ場合、東電が原子力の方向に行かないようなことをされますでしょうか?

小池:ご質問ありがとうございます。確かに、東京都は東京電力の大株主であります。今、原子力発電の安全性などについては規制委員会などで精査をされているところでございます。それについて、私が見守っていきたいと言うのが一点(後略)

小池百合子氏、東京都知事として外国特派員協会で再び記者会見 _ Japanese Perspectiveより引用)

つまり小池都知事はこれまで1年間原発ゼロに向けて実際的な力を行使できる東京都知事という立場にありながら何もしなかったということです。

◆小池都知事は核武装論者で東京の非核化宣言を明確に拒否している
まず、小池都知事は核武装論者です。自らの公式サイトに掲載していた(削除済み)対談「KOIKE Yuriko _日本有事3つのシナリオ」(魚拓)の最後の「東京に米国の核ミサイルを」という小見出しの付けられた部分では以下のように述べています。

小池 軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真吾氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません。今の国会は時間とのせめぎ合いがほとんどで、労働組合の春闘と同じです(笑)。それももうないのに。

KOIKE Yuriko _日本有事3つのシナリオより引用)

都知事選の際に鳥越俊太郎候補にこの事実を突きつけられた小池候補(当時)は「捏造でございます」と反論。自らの公式サイトに堂々と掲載しているにもかかわらず、です。

さらに小池候補(当時)はこの番組で東京は非核都市宣言はしないとも明言しています。

非核都市宣言を拒否する核武装論者の唱える「原発ゼロ」にどこまで信頼性があると言えるでしょうか?

◆改革の「一丁目一番地」と位置付けた情報公開すら「私はAIですから」と反故に

そもそも論として、上記の自らの公式サイトに載せた「核武装論」を指摘されて堂々と捏造だと反論する事からも明確ですが、小池都知事は息吐くように嘘をついてきました。そしてそれは政治家としての公約にも及んでいます。

小池都知事は2017年1月20日の記者会見で情報公開は東京大改革の一丁目一番地」と強調し、公金の支出情報を全面公開する方針を示しました。これは「東京大改革」という小池都知事と都民ファーストの会の公約の一丁目一番地なのですから、いわば目玉中の目玉の方針のはず。

しかし小池都政が直面する最も大きな問題のひとつである市場移転問題の方針について「財源や運営費などを検討した記録が残っていない」ことが毎日新聞の情報公開請求で明らかになったのです。

この問題に対して「最終判断が知事と顧問団による密室で下されたことが情報公開という小池都知事の方針に逆行するのではないか」と記者が質問したところ、小池都知事はなんと文書が不在の理由をそれは、私がAIだからですと回答。さらに「最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということでございます」と答えています。

つまり小池都知事は自らの公約のトップに掲げた方針ですら易々と反故にし、質問にすら一切まともに答えていません。この人物が国政政党を作り、公約に「原発ゼロ」を掲げたとして、本当に信用に値すると言えるのか大きな疑問です。

◆まとめ
小池都知事の都知事としての実績、自身の核に対する言説、そして公約に対する態度について「原発ゼロ」が大嘘である理由を並べてみましたが、いかがでしょうか?確かに小池都知事は「原発ゼロ」に向けて小泉純一郎元首相と会談し、菅直人元首相もエールを送っていますが、あなたは小池新党が衆院選後に本当に「原発ゼロ」を目指すと考えられますか?

単に衆議院総選挙で1票でも多く「希望の党」に票をかき集めるためだけの空疎なハリボテでしかないという批判も既に噴出していますが、小池都知事の過去の言動としっかり照らし合わせた上で投票先を決める必要がありそうです。

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