バク宙からの華麗な着地、人型ロボット「Atlas」の披露したパルクールが完全に人類の脅威に

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人型ロボットが人間の身体能力を超えに来ています。詳細は以下から。

「軍事用」ロボット会社として世界的に知られ、現在はソフトバンク傘下のボストンダイナミクス社が人型ロボット「Atlas」の最新型の動画をアップして話題になっています。

◆人間の身体能力に迫るロボット
ボストンダイナミクス社といえば先日も家庭用犬型ロボットの新モデル発表を報じたばかりですが、今回の「Atlas」は二足歩行の人型ロボット。胴体部分と足のバランスを取るためのセンサー及び頭部のレーザー測距計とステレオセンサーによって障害物を避け、同時に地形を見極めてナビゲートを補足することが可能です。人間に棒で突かれても転びません。

Atlas, The Next Generation – YouTube

2016年12月の改良版では足の裏で3点のバランスポイントを確保できないような悪い足場ですら走破するという驚異的なバランス感覚に驚きの声が上がっていました。

Atlas Walking over Partial Footholds – YouTube

その「Atlas」が最新の映像ではジャンプして台に飛び乗ったり飛び降りたりをそつなくこなし、最後にはなんとバク宙まで披露。危なげない着地を決めてポーズを撮っています。

What’s new, Atlas_ – YouTube

これまではまだたどたどしく人間の動きを真似ていたようにも見えましたが、このような綺麗なバク宙を決められる人間はそう多くはありません。ついに人間の身体能力に追いつき、これからは追い越していくことになりそうです。オリンピックの体操選手を超える技を繰り出し始めた時、私たちは何を思うのでしょうか?

◆それらのロボットが軍事転用されたら?
そして気になる関連ニュースがあります。それは「殺人ロボット兵器」の規制を巡る初の国連公式専門家会議が現在行われており、ロボット兵器の開発状況にかかわらず、人道的な観点から来年以降も議論を継続する必要があるという報告書案が出されていること。

「殺人ロボット兵器」は人工知能を持って人間が関与せずに敵を自動的に殺傷できる兵器のこと。まるでSFの世界ですが、既に国連で会議が行われ、規制が論じられているのです。

パキスタンやキューバなどが規制の制定を求める一方でアメリカ合衆国やロシアは試作品もない段階での具体的な規制の議論に否定的な立場を表明するなど、人類の立場は一枚岩ではありません。

ネットワークカメラの顔認証システムが既に実用化されていますが、飛行型ドローンが自動的に人間を認証し、装甲と火器を搭載した四足歩行ロボットが認証した人間を追尾して殺害するというシステムを組む技術は将来的にはあり得ない話ではありません。

建物や洞窟、山岳地帯などに逃げ込んでも、悪路を走破し、ドアを開けて階段を上り下りできるAtlasのような二足歩行の人型ロボットが銃を持てば最終的に逃げ場はなくなります。

アシモフの「ロボット三原則」は活かされるのか、それとも軍事的な要請の前にファンタジーとして切り捨てられるのか、この問題は既にSFの世界の話ではなくなっています。

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