伊藤悠の漫画版「皇国の守護者」が絶版に、電子書籍化も無し



あまりにも、あまりにも惜しい事態です。詳細は以下から。

昨年完結した文字を巡る壮大な人間ドラマ「シュトヘル」やアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のキャラクターデザイン原案で知られる人気漫画家、伊藤悠さんのツイートによると、ウルトラジャンプで2004年~2007年にかけて連載されていた漫画版「皇国の守護者」の絶版が決定したそうです。



版元でなくなるため、集英社に問い合わせても事態は改善しないほか、昨年亡くなった佐藤大輔氏が原作者であることもあり、伊藤悠さんもこれ以上のコメントはできない状況とみられます。

伊藤悠さんのツイート: "今件について伊藤もあんまりよくわからないので質問にお答えできません"


人と龍が共存する世界を舞台に、日本を思わせる小さな島国の「皇国」と、ロシアを思わせる巨大な「帝国」との戦争を描いた骨太の架空戦記として高い評価を得ていた「皇国の守護者」。

主人公の部下、西田のエピソードに大きく手を加えられた部分なども評価されていたコミックス版は文字通り伊藤悠の出世作となっています。

なお、すでに流通在庫も底を付いており、大手通販サイトでは「5巻セットで1万2000円のプレミア価格で販売されていた中古本すら売り切れる」という事態に。

鉄血のオルフェンズ放送、シュトヘル連載などで注目される機会はいくらでもあったにもかかわらず、手に取ることができなかった人が数多くいたことを考えると、今回の絶版は漫画界にとって大きな損失とすら言えるのではないでしょうか。

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